時代小説文庫<br> 日雇い浪人生活録 八 金の悪夢

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時代小説文庫
日雇い浪人生活録 八 金の悪夢

  • ISBN:9784758443005

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内容説明

広く金の価値を知らしめるべく、あえて賄賂を推奨する田沼意次。目通りを願う列は、日に日に延びていく。そんななか、両替商分銅屋の用心棒・諫山左馬介は、煩悶していた。一度はもみ消したはずの御家人殺しを執拗に嗅ぎまわる元南町奉行所同心・佐藤猪之助に業を煮やし、自らの所業と認めてしまったことへの自責である。明らかに意次の改革の障りとなる行為に、雇い主の分銅屋仁左衛門は、左馬介を咎めながらも隠蔽に努める。一方、左馬介の鉄扇術からその出自を疑った武士は、財政の逼迫する会津松平家の重臣で――物語が大きく動き出す、大人気シリーズ第八作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やま

88
日雇い浪人生活録8作目 2019.11発行。字の大きさは…小。親の代からの浪人・諫山左馬介を通して江戸時代後期の「お金」について書いた物語です。此度は、左馬介を見かけた会津藩留守居役が、左馬介が用心棒をしている両替商・分銅屋から、左馬介の父が会津藩に居た事と、左馬介が人殺しだと脅して無利子、無返済で1万か、2万両を借りようとしたが分銅屋仁左衛門ににべもなく断られる。次に、9代将軍徳川家重の寵臣・御側御用取次の田沼意次の用人・井上に、田沼家が取引している分銅屋の左馬介が、人殺しだと脅すがどうなるか。続く→2021/01/09

baba

35
剣の使えない浪人佐馬之介は生活の苦労から金の有難みを身をもって知り、武士の威厳に拘らない所が魅力的。しかし前半は前作の元同心に絡む話の蒸し返し。後半は次作に続くでなかなか話しが進まない。気になる。2020/02/02

Atsushi Kobayashi

21
本としては薄いけれど、コピペが少なくってよさげです。 何度もいいますが、月刊にしなくとも、もうちょっと充実した作品にしてもらえると、いいのですが。。 2019/11/15

蕭白

11
会津藩をあっさり袖にするところは、こちらも気分爽快でした。2020/09/12

蕭白

9
最後の場面はスカッとしました。2020/08/28

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