時代小説文庫<br> 日雇い浪人生活録 七 金の記憶

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時代小説文庫
日雇い浪人生活録 七 金の記憶

  • ISBN:9784758442558

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内容説明

亡き八代将軍吉宗より田沼意次の行う幕府の財政改革を手助けするよう命を受けた隠密のひとりで、ふだんは芸者姿に身をやつす村垣伊勢。村垣は、両替商分銅屋の用心棒である諫山左馬介を、その鉄扇術から、ただの浪人ではないと疑いだした。一方、改革を推し進める意次の動きを探ろうとする者たちに対し分銅屋が仕掛けた策には、次々と獲物がかかり始める。武家の駆け引き、野心を抱く商人の台頭――江戸の世はどう動くのか。大好評シリーズ、第七作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やま

87
日雇い浪人生活録7作目 2019.05発行。字の大きさは…小。親の代からの浪人諫山左馬介を通して江戸時代後期の「お金」について書いた物語です。両替商分銅屋は、9代将軍徳川家重の寵臣・御側御用取次田沼意次の元に入り込んだ間者を突き止めるため、意次より売却を任された珊瑚玉を使って罠を仕掛け、田沼家の勘定方の布川亀弥が、南蛮甘味を扱う松浦屋の紐付きであることを突き止めます。その頃、左馬介は、公儀お庭番の紅一点・村垣伊勢(芸者・加壽美)に、何代にもわたって町中(他国)に潜みし忍者(草)ではないかと疑われています。2021/01/07

mm

19
あっという間に読み終わってしまったなぁ。。お腹4分の一にもならん。続きはいつ読めるんだろう。なんやかんやの状況が日々刻々と変化して、皆が次の一手を読んでいる中で、執念だけが動機付けで視野が狭い元町奉行の浮きっぷりが目立ちます。作者はこういうタイプが嫌いなんだと思う。日々の暮らしの維持にきゅうきゅうしながらも、欲を控えめに生活を大事にする人間には作者は好意的。組織に取り込まれてしまい目的がよくわからなくなったの人間の馬鹿っぷりにはつれない感じ。2019/09/20

Atsushi Kobayashi

13
新規メンバー追加でよい感じです。2019/05/16

蕭白

11
一気に話が読めるのはいいですね。2020/09/12

バッカス

8
いろんな登場人物がいろんな思惑で生きている。前巻を読んでから時間が経っているので、この人誰だっけ?から始まるのは、なかなか辛い。このサイトにストーリー記録しておけばいいのかな。2019/08/13

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