岩波新書<br> 新 折々のうた1

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岩波新書
新 折々のうた1

  • 著者名:大岡信
  • 価格 ¥924(本体¥840)
  • 岩波書店(2022/01発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784004303572

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内容説明

日本の詩が短さの中にこそとらえる人生の大切な一瞬――その多様な表現が的確に読み解かれ,〈言葉の織物〉はあでやかさを増す.『地球歳時記』や『台湾万葉集』からの佳作をも収め,短詩型文学の魅力が世界へ広がる時代に,装いを新たにして送る,好評シリーズの新刊.朝日新聞一九九三年五月一日から九四年四月三○日掲載分を収録.

目次

まえがき┴春のうた┴夏のうた┴秋のうた┴冬のうた┴作者略歴

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

新地学@児童書病発動中

100
新の方を読むのは初めてだが、『折々のうた』は昔から愛読しているアンソロジー。このシリーズのおかげで、短歌と俳句の素晴らしさに目覚めたので、大岡氏には感謝の言葉しかない。よくもまあこれほど素晴らしい作品ばかり集めたものだと驚きながら、読んだ。台湾の作品や海外の子供たちの作品も収録されて、読み応え十分。繊細な言葉が織りなす美の世界を堪能した。ここに収められた余情を大切にする短詩の魅力は、私にとって尽きることがない。好きな一句をご紹介。「露寒や凛々しきことは美しき」富安風生2017/09/20

KAZOO

89
新シリーズの第1冊目です。前のシリーズも途中まで読みましたが本が見つからないのであるものから読んでいます。新しいシリーズには結構現代の人物が読んだ歌や「台湾万葉集」あるいは「地球歳時記」から採られたものも見られます。外人さんが結構読まれた歌などがわかりやすく面白いものがあります。2015/08/30

kaizen@名古屋de朝活読書会

5
#加藤千蔭 #短歌 ぬるみゆく水のけぶりは隅田河つゝみの草の萌ゆるなりけり 「うけらが花」#返歌 さめてゆく脇の小さな上水は木立を抜けて新宿へゆく。 折々のうたが11巻になり、 この新折々のうたが1からまた始まることになったとのこと。 朝日新聞の1面に折々のうたを掲載し、加筆して新書にしたとのこと。 最後に作者略歴があるのもよい。2012/04/21

Naota_t

5
秋の雨の / においのするそよかぜは / 春の味がする ラウラ・メンデス・カッタ・プレタ 『地球歳時記’92』 『地球歳時記』とはJALが“飛ぶもの”をテーマに世界中から集めた俳句集で、主に少年少女の作品が多く、本句もブラジルの8歳の少女作。 英訳:A breeze smelling / of autumn rain / has a spring flavor JUDY&MARYの歌『ドキドキ』に「夜に降る雨は好きだった」という歌詞があって、自分はこの部分が特にお気に入りだった。 なんか夜に降る雨を、自分2013/04/10

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