内容説明
古今の詩歌からことばの魅力を伝え続けてきた,好評シリーズの通巻第13冊.「朝日新聞」1996年5月1日から97年4月30日掲載分を加筆のうえ収録した本巻で,採り上げた作品は4,500を数え,名実ともに「現代の万葉集」となった.『阪神大震災を詠む』やハワイで編まれた「原爆短歌アンソロジー」からの作品も紹介.
目次
春のうた┴夏のうた┴秋のうた┴冬のうた┴あとがき┴作者略歴(兼キーワード)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
35
#塚本邦雄 #短歌 サッカーの制咤迦童子火のにほひ矜羯羅童子雪のかをりよ #返歌 撫子の日本の女子の蹴球を大岡・塚本共に見て呉れ2016/01/27
neimu
34
古い棚の奥から出てきた。線が引いてあったり読み仮名が付いていたりするのだが、記憶に余り無い。幾つかの歌には見覚えがあり、購入した当初からしまい忘れてそれきりになっていたものが転がり出てきたようだ。季節柄か年齢のせいか冬の歌が身に染みる。この本を買った頃はもっと真面目に本にも詩歌にも向かい合っていたのだろう。30年近くも封じ込めていたのは震災の後だからか。今読んでしみじみするものは、当時心に染みた歌と解説とは幾分異なるだろう。この時期にまみえた本に意味がある気がしてならない。本来なら再読本。2025/01/10
南包
3
毎日・時々 入浴中に読む。読み終えるのに1月以上かかる。次は、4。2015/12/13
ユウユウ
1
現代の万葉集。色々収められていてそれぞれに味わい深い。 しかしなかなか芭蕉の良さがわからないのには困ったものだ。有名な句はすばらしいと感じるものもあるのだが。(「夏草や兵どもが夢の跡」など)