内容説明
日本語の美しさをあらためて伝える,好評シリーズの新刊.本巻でも,『十七音の青春I』の生き生きとした感受性から,『武玉川』が写す生活の機微まで,古今の作品の楽しさがさまざまに紹介され,四季おりおりの情感が味わえる.「朝日新聞」2000年5月から2001年4月掲載分を加筆のうえ収録した,通巻第16冊.
目次
春のうた
夏のうた
秋のうた
冬のうた
あとがき
作者略歴(兼キーワード)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
67
2000年5月から朝日新聞に約1年間にわたり連載されたものを収めています。時たまむかしの歌集などからのものがありますが、比較的最近の歌人の歌や俳句が多くなっています。明治時代や大正・昭和のものも多いのですが、私は自分で作らないのでどこがいいのかを大岡さんの批評で参考にさせてもらっています。2015/09/02
kaizen@名古屋de朝活読書会
36
#野村清 #短歌 にんげんに出来ぬことなり野良猫はいつかどこかで人知れず死ぬ #返歌 野良猫の交通事故が増えている死亡事故の一番の街 #しゃっぽ2016/01/27
南包
1
折々のうたから数えて16冊目。残り3冊。今年中には終われそう。この集の「ひとつの死はその死者の中に棲まひゐし幾人の死者をとはに死なしむ(稲葉京子)」人の記憶は祖父母孫まで、一人の死がその祖父母の記憶をなくしてしまい、永遠の死となる。2016/04/10