内容説明
日本の短詩型文学のゆたかなひろがりを教える,好評シリーズの最新刊.古今の秀作に加え,食をテーマとした「こどもたちの地球歳時記」や,様々な職業にもあてはまる哀歓が詠みこまれた「出版人の万葉集」から,多彩な作品を紹介する.「朝日新聞」1997年5月から98年4月掲載分を加筆のうえ収録した,通巻第14冊.
目次
春のうた┴夏のうた┴秋のうた┴冬のうた┴あとがき┴作者略歴(兼キーワード)┴
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
34
#斎藤茂吉 #短歌 最上川雪を浮かべるきびしさを来りてみたりきさらぎなれば #返歌 佐布里池梅見月の行事あり梅染めクロス春の寄せ植え2016/01/27
bouhito
4
久しぶりの折々のうた。高校生の時はまともに新聞なんか読んでなかったけど(社会人の今は新聞を取ってすらいないのだけれど)ののちゃんとこの折々のうたを読むのが、一日の清々しい始まり方だった。一日一うた(「うた」となっているのは、俳句も短歌も漢詩も現代詩もありなので)たんたんと紹介していくスタイル。いつか自分も短歌や俳句を詠めるようになりたいけど、それには言葉を研ぎ澄ませられるようにならなければ。言葉を研ぎ澄ますとは、日常の感覚を研ぎ澄ますことだと思う。2015/08/16