内容説明
国王ウォルは王妃リィや共に出陣した騎士団・独立騎兵隊の者たちとコーラルに勝利の帰還を果たす。
熱狂し、出迎える人々――。
リィがデルフィニアに滞在した五日間を描いた連作短編集。
第一話 西離宮の灯り
第二話 ヴァンツァーの手紙
第三話 リュミエント卿の葛藤
第四話 コーラルの十年
第五話 ジャンペール家の団欒
第六話 ドラ伯爵家の騒動
第七話 サヴォア公爵家の事件
第八話 ロッテと薔薇の精
第九話 ポーラの戴冠式・前篇
第十話 ポーラの戴冠式・後篇
第十一話 来世の約束(C★NOVELS版刊行時書きおろし)
第十二話 新たなる日々(C★NOVELS版刊行時書きおろし)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
史
5
新書版を読んだ時にはまだ紅蓮の夢を読む前だったのでなんとなくでしか楽しめなかったので、こうして文庫で読み返す。いやあ、なんというか、やっぱり究極のエピローグという感じで好きですねえ。デルフィニア戦記という物語は完結を迎えても、この世界は人々は人生を終わるまでは終わらないという感じで、その未来を守る見守るかつての戦士も子どもたちの交流は実に良い。面白い作品は何度も楽しめるとはこのことである。2022/02/03
千木良
4
まったく、俺のような贅沢な悩みを抱える国王など、古今東西を探しても二人といないぞ。王妃が愛妾を可愛がりすぎてるのが困るなど…… ―― 外伝3はファンブックのようなエピローグ集的連作短篇集。物語は大団円です。とはいえ同時に外伝4も刊行されていますが。それにしても何かを読み飛ばした感がしながらの読書でしたが、本編読了から時間が経ち過ぎたからだと納得させていたのに、なんてことなく全仕事所収の「紅蓮の夢」が未読だったためというオチ。「紅蓮の夢」が文庫化されるのを待つのみですかね。2022/11/18
たこのまくら
4
これの前日譚にあたる話をどうにかして文庫の形にしてくれたら嬉しいけどなあ。それはさておき、懐かしい面々もそうだけど彼らの子供世代とリィとのドキドキ初邂逅、て感じ。微笑ましい反面、戦が身近にあった親世代と、ここ10年間の平和を享受してきた子世代の考え方、感じ方の違いが浮き彫りにされてるかな。とはいえ戦なんて無い方がいい訳で。隣国との良好な関係が少しでも長く続くことを願います。2022/02/14
ウーちゃん
3
★★★★ 子供の名前に四苦八苦!この物語の登場人物は何人だろうか?いえいえそんなことを考えずに、読み進めているだけで面白い!楽しい!2022/04/13
いいちゃん07
2
デルフィニアシリーズを読み続けたファンの為のご褒美?です!もう涙が止まりません。これまで読んできたキャラクタ達への感情移入が溢れてきます。こうなる展開も分かっていました。けれども茅田砂湖さんにかかれば想像の5倍ステキにたります茅田さま、天才です。
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