内容説明
獅子の紋章が象られた招待状が届き、使者が大陸全土からコーラルに赴く。白亜の城では豪華で盛大な式典が催されるが、その背後でタンガ・パラスト両大国は飽くことなき権力への執念を燃やし続けていた。デルフィニアの国王夫妻は毅然として顔を上げ互いの手を取り、偽りの宴へと進み出した。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひめありす@灯れ松明の火
63
「わたしは、あなたでなくてはいやのなので・・・、わたしからもお願い致します。できれば口説いていただけませんでしょうか」この台詞を知ってて、それで興味を持ったデルフィニア戦記。だからどんな状況で誰が言うのか、すごく楽しみにしてました。多分シャーミアンかポーラだなあと踏んでて、ポーラ問題が決着したから、やっぱりシャーミアンだった!可愛い、可愛いよぅ……。ここまで言わせといて、どうもしないのかこの朴念仁は!私が貰っちゃうよ!ともだもだしながら読んでます。王妃様包囲網も面白かった。チームワークばっちりで好きです!2015/06/27
福猫
29
デルフィニアシリーズ読破計画再会。虎視眈々と隙を狙う隣国の動向に目を向けつつも…。表面上は終戦協定が締結され平穏が戻ったデルフィニア。バルロとロザモンドの間には双子が誕生し、無事に結婚式も挙げ季節は春から夏へ。一気に恋の進展が!!ナシアスには幸せになって欲しいわ~。すっかりデバガメの国王・王妃以下の皆さんに爆笑。だけど何もかも平穏無事には済まないのがこの作品。リィを狙うレティ達の動向は気になるところ。さてさてどうなるのかね~。次の巻に進みます!2013/03/21
UK
28
最終巻。やっぱり寂しくなる副題。どう想像してもリィが別の世界に戻る図が浮かんで来てしまう。でも幸い4巻は6冊あるからね、一気に読んでしまおう!2014/11/17
豆乳くま
23
ファロットとの戦いの前に。ウォルとポーラ、ロザモンドとバルロ、ナシアスとラティーナ、イブンとシャーミアン。はいはい、よかった良かった、それぞれがみんな、素直になれず意地を張り最後の最後に貴方でないとダメですってもー。2018/02/08
るぴん
23
借り本。リィを祝宴に出席させてドレスを着せるため、デルフィニア国王と臣下達・婦人達の包囲網が完成。祝賀会では自ら女神宣言!さすがだ…(ーー;)ポーラも皆に認められたようで良かった☆無事に双子誕生&結婚式を終えたバルロ夫妻とは対象的に、ナシアスやイヴンの恋は前途多難。どちらのカップルに対しても出歯亀しちゃってる国王夫妻が面白い♫遂に画集を買ったので、美しいイラストを見ながら物語に没頭できる喜びは格別(*^^*)2013/05/07