内容説明
トレニア湾にスケニアの大艦隊来襲。国境沿いにタンガ軍二万集結。ビルグナ砦陥落! 王妃の矢傷も癒えぬうちに、デルフィニア包囲網は厚く強固に完成されつつあった。獅子王ウォルは防戦を余儀なくされる。この危機に、独騎長イヴンは形勢逆転の切り札を担ぎ出すべく単身大海に乗り出した!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひめありす@灯れ松明の火
59
わーんシャーミアン良かったねー!!おめでとうー!何でしょう我が事の様に嬉しいんですけれど!この超絶美系かつ猛者揃いのデルフィニア戦記において序盤からずっと普通の女の子(騎士だけど)なシャーミアンは私にとって凄く親しみやすい登場人物でした。お転婆でちょっとうっかりだけど生真面目で恋にもまっすぐだったシャーミアン。本当に良かった。凄く嬉しい!あ、戦争中でしたよね。此処までしても勝てない他の国。むしろ一体どうして勝てないの?とか思ったり、あと海賊の話が出てきたのでこれがシリーズ外伝と繋がってるのかなと思いました2015/06/27
UK
31
今回は国王ウォルの幼馴染のイヴンが大活躍。戦況を変える立役者となって、さらには積年の恋にもようやく決着が。シャーミンたらカワイイ♪ しかし遠方の安全な地からちょこまかと余計なことを企むファロット伯爵は鬱陶しいな。残り3冊できっちり締めて欲しいものですが。2014/11/19
福猫
29
じわじわと攻め寄せる、隣国タンガとパラストによる、デルフィニア包囲網。おとなしく黙って攻めさせるほど、ウォルもリィも甘々ではない。サンセベリアにパラストの背後を突かせ、キルサンタスと手を組む。そんな策を練っているところにスケニアの大群。強靭な肉体の北の民は、負けることを知らない。デルフィニアピンチ!!である。次巻はいよいよあの方の登場の様子。ワクワクしながら次行きます。2013/04/01
roomy
28
最後のリィ、ウォル、イヴンの3人での会話が良かった。特にウォルの台詞。「問題は血筋じゃない。誰が俺を今の俺にしてくれたかだ」私は親だけではなくて兄弟姉妹、パートナー、友人や知り合う人たちに何かしら学び吸収して自分ができあがっていくと思っている。20年前よりも今の自分はいい人間だと思う。笑2016/01/01
るぴん
25
借り本。山でも海でもイヴンが大活躍!タンガ・パラスト・スケニアの三国連合の攻撃により、首都コーラルまで陥落の危機。それを脱したのは、イヴンの人脈と人柄と信念のおかげ。シャーミアンはいい男を選んだなぁ(*^^*)リィ、ウォル、イヴンは3人とも実の父と育ての父が違う。イヴンのセリフ「問題は血筋じゃない。誰が俺を今の俺にしてくれたかだ」に拍手。ルゥのデルフィニア到着とタンガ・ファロットによるリィ捕獲作戦…終焉に向けての大きな波乱が来る予感。2013/05/08
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