内容説明
南辺境の山岳に住むルー族に囚われてしまったクロノ。部下であるレイラたちが救出作戦を進める一方で、クロノは捕虜の立場を利用して呪医であるスーを仲間に引き入れ、帝国とルー族の衝突を回避すべく交渉を進めていた。
しかし、交渉は難航し、クロノは族長たちから信頼を得るために生存率一割未満の“死の試練”を受けることになって――
「私は迷っている。ゆえにお前に未来を託そうと思う」
エロティック王道戦記、美女ぞろいの蛮族と命がけの第8弾!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こも 零細企業営業
25
南辺境の山岳に住むルー族に捕まってしまったクロノ。 どんだけ酷い目に遭わされるのかと戦々恐々とはしてなかった。 ルー族の中で何気に馴染んで普通に生活する様になってしまった。 でも主人公の目的はルー族と南部貴族達との融和なんだが、、 ルー族も南部貴族も殺し合って来た歴史がある。 それを忘れて南部貴族側の帝国の軍門に降れと主人公は言うが、ルー族もプライドがある。 そこで主人公に試練を与える事に、、 9割死ぬと言われる試練を。。そんな試練を生き残り和平を成した後が酷かった。 もうコイツ、ケダモノだわww2021/12/28
真白優樹
7
ルー族に囚われたクロノの救出作戦をレイラ達が立案する中、クロノがルー族に伝わる死の試練に挑む今巻。―――分かり合う為、目の前の死線を乗り越えろ。 命がけで説得するために、命を賭けて挑む今巻。相も変わらず肝心な所で三枚目のクロノの泥臭い活躍が光る中、融和を経てクロノが一つの成果を得る巻である。成果を上げれど中々に認められず。果たして、この腐った国の中、クロノは次はどう動くのか。そろそろ国の上層部の連中を纏めて殴りたいという機運もあるかもしれぬ中、この国は何処へ向かうのか。 次巻も勿論楽しみである。2022/01/08
史
4
新しい時代の曙光。2022/09/02
菊地
4
思った以上にゆるい解決だった。2022/06/05
ひぃす
2
ルー族にさらわれた後の話というか解決編。問題なく読み進める程度には面白く読んでいるけど、個人的にはちょっと色々展開の粗が気になった巻でした。クロノがそういう立場になれば部族が受け入れられるというのはわかる。でも、あまりに分の悪すぎる賭けだなぁと。その賭けが許容できるなら、もっとできることはあったよねっていうか…。うーん。2022/10/24