内容説明
クロノの下に届いた吉報。それは、レイラたち亜人の部下への叙爵を認めるものだった。帝国が部下の功績を認めてくれたことを喜び、クロノは早速、叙爵式の準備を進めていく。
しかし、折しもエラキス侯爵領は繁忙期、徴税の時期を迎えていた。さらには傭兵ギルドのギルドマスターが面会を求めてきて――
「叙爵式そのものは簡素にして演出面に拘ろうと思います」
昼も夜も大忙しなクロノが開催する式とは一体!? ヒロインたちとのイチャイチャ増量で贈る、エロティック王道戦記第10弾!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
芳樹
27
【BW】レイラをはじめとした亜人たちが、これまでの功績により士爵位を与えられることに。叙爵式の挙行に向けて準備を進めるクロノたちの姿が描かれる今回。久しぶりにエレナが活躍（？）する章があって、有能なのにもかかわらず相変わらず幸薄い感じのエレナに境遇に同情。そんな彼女がクロノの鬼畜責めで発した一言にはちょっと興奮してしまった。さて今回のクライマックスである叙爵式の様子にはホロリとさせられました。「人間も亜人も皆同じ」というクロノの信念が認められて嬉しい。このことが世界変革の第一歩になることを期待しています。2022/10/03
ひぃす
5
新刊出たので読まなきゃと思ったら、10巻読んでなかったっていうね。久々のこのシリーズだけど、読み始めればすっと戻ってこれるのは、きちんとキャラが立っているからだろうな。今回は内政巻だけど、実態ととしては自領にいたキャラのお当番巻って感じですかね。クライマックスの叙爵式は、いいシーンでちょっとクるものがありましたね。やっぱり、この作品は内政側の方が好きかもしれない。しかし、今巻でもキャラが増えてますが、どんどんキャラが増えていくので、出番がなかなか回ってこないのが玉に瑕ですね。2023/03/13
史
5
皆が皆、そこに辿り着いた。そして今、さらなる深みを手にした。2022/11/21
黒い森会長
4
2022年10月刊。帝国歴431年9月下旬から11月上旬まで。亜人たちに叙爵、騎士爵を受ける。その間の、日常が描かれる。傭兵ギルドのギルドマスター、シフ。ハマル子爵。帝都の孤児、ヴェルナ。が登場。2022/10/16
