内容説明
神の湯が湧き出る「道後温泉」にひっそりたたずむ温泉宿「湯築屋」。今日も世界各地の神様たちが癒やしを求めてやってくる。この不思議なお宿を切り盛りするのは女子大生若女将の湯築九十九。宿のオーナー兼夫で稲荷神のシロと甘酸っぱい(?)夫婦生活を送りながら日々修業に勤しんでいる。そんなある日、友人の燈火が夜道で何者かに襲われる事件が。必死に逃げ惑う燈火を救ったのは、白い着物をまとった謎の美青年だった。後日お客様として現れた彼の正体は、なんと大蛇の伝説を持つ神様「ミイさん」で…!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
綾
32
道後温泉湯築屋シリーズ第8弾。今回は最初の「蛇.」から不穏な感じ。九十九の友だちの燈火が人ではない者に襲われてしまう。という重い感じの始まりだったが、その後の章は愛に溢れていた。正岡子規のキャラいいなぁ。特に方言がいいなぁ。ずっと友達の京とも更に距離が縮まって良かった良かった。そして大事なシーンには必ず登場するコマ!コマかわいいけど、大事なとこ!他の登場人物たちも、少しずつわだかまりが無くなりつつあって、すごくふんわりした気持ちで読了した。続きすぐ読みたい~。2021/11/14
葵@晴読雨読
21
燈火ちゃんの話が中心。あと結婚式。他にも諸々。内容盛り沢山で面白かった〜!2021/12/25
はなりん
14
シリーズ第8弾。シロ様との距離感が中々縮まらないね笑。お互いに大切に思っているのが伝わるので、ムズムズします。両親の結婚式をサプライズでしたけど、いつかシロ様と九十九ちゃんの幸せな結婚式が見られるかなぁ。シロ様を檻から解放するような伏線も見え隠れしてるし、どんな結末か楽しみです。2022/02/13
kitchen
5
シリーズも8作目となりましたね。 今回は種田燈火ちゃんが沢山出てくる回でした。内気な性格ながらもしっかりと「自分」をもって頑張っている様子なので、自分もこれからミイさんと見守っていきたい。進展も気になるが……。 九十九の提案した幸一と登季子の結婚式では過去の出来事を考えると胸がこみ上げてくる感じかする。是非、幸せになってほしいと思う。2022/01/22
あずとも
4
最初不穏な感じの始まりだったけれど今回は学校生活や燈火絡みの話がメイン。登場し正岡子規のキャラが方言含めていい感じ。色々あった問題が片付いて後は天之御中主神の問題。終わりに向かってる?2021/11/14