内容説明
古来より「神の湯」がこんこんと湧き続け、多くの人々を癒してきた道後温泉。その一角にたたずむ温泉旅館「湯築屋」は、実は神様だけが訪れることのできる宿。その若女将にして現役女子高生の湯築九十九も、いよいよ卒業の季節。そして、宿のオーナーで夫でもある稲荷神のシロから「すべてを話す」と告げられた十八歳の誕生日も間近に迫ってきた。そんな落ち着かない日々でも、九十九は精一杯の笑顔でお客様の神様をお出迎えします!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
葵@晴読雨読
31
前半のみんなの卒業旅行よかった✨楽しそうな様子が伝わってきた✨後半はシロ様の事。何を言ってもネタバレになってしまう🙂💦そして最後のコマがいい働きしてるわ🎵2020/08/11
綾
23
女子高生若女将・九十九も高校卒業かぁ、感慨深い。伊予灘ものがたりでの卒業旅行はとんでもなく楽しそうで一緒に旅行してる気分になれる。「フジの景品」とか地元ネタでクスっとできるのも好き。シロの過去のシーンは最初ドキドキしていたけど、雷の場面で心臓バクバクになり(雷恐怖症なんで)、とても悲しくなる話だった。が!ラストでは…いや、ネタバレになってしまう。いい所にコマが登場して、やっぱりコマはかわいいよぅ。読んでて気分が上がったり下がったり忙しかったけど、まだまだ続きが読みたいと思った。2020/05/14
よっしー
21
ついに九十九達も受験が。私の受験生の頃を思い出しても…そこまで必死に勉強できなかったので、九十九のやり方には少しビックリというか…恐怖を覚えました。やはり、手の抜き方が下手ですね。そこが良いのかもしれませんが。 友達との卒業旅行を楽しんだ後は、ずっと隠されていたシロ様の謎が解明。神と巫女、生きる時間は違えども、お互いに分かりあえていたら幸せなのでしょうね。2021/01/16
はなりん
19
シリーズ第5弾。遂にシロの秘密が明かされる。日常では、九十九の大学受験や卒業旅行など友人達との関係から自分を見つめ直す九十九。シロが大切な存在だと再確認しつつ、約束の18歳の誕生日が近づく。シロの秘密はある意味予想通りだけど、そこへ至った過程は想像よりも辛い。お互い大切な存在だと確認出来たけど、時間の長さの違いが新たなる悩みに・・・。どんな結末になるのかしら?2021/03/21
ばんび
8
次も気になる。2021/10/26