内容説明
「税天使」ゼオスが絶体絶命のピンチ?
「我が配下となれば世界の半分をくれてやろう!」
「え、マジ?わかった!」
魔王♂と勇者♀が交渉成立!と思ったら、天から「贈与税がかかります」の声。
絶対なる税金徴収者である「税天使」が現れた!え、神様に税金とられるの!?
“世界の半分”という莫大な資産にかかる超高額の贈与税に焦った勇者♀は税金逃れのために魔王♂と偽装結婚!そして、そんな二人を助ける『ゼイリシ』の少女も登場!
みんなでいろいろ頑張って、超赤字経営のトンネルの先の光が見えてきた!と思いきや、なぜか、城の設備が次々と「テキタイテキバイシュウ」され始めた!
そんなことをするやつは…え!!魔王たちに恨みを抱く、元魔族宰相のセンタラルバルド!?
こんな時にはこわーい税天使ゼオスが味方になってくれる!ゼオス召喚!…ところがなぜか、ゼオスが現れない。ゼオスに一体何が起こった??
こうしている間にもどんどん「テキタイテキバイシュウ」は進んでいく…!「異世界初の異世界税制コメディ」、グイグイきてる第四弾!
※「ガ報」付き!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うまる
30
シリーズ4冊目。前作の引きからどう続くのかと思ったら、あの方が!ゼオスの過去話など、メインの話もネタが尽きる事なく順調に面白かったです。濃ゆい天使が出てきたのは、かなり予想外でした。 会計系の話は、税金の徴収制度と買収など。今回も話の流れを遮る事なく、わかりやすい説明でした。今後も期待しております。買収話だと『羽月莉音の帝国』もオススメです。興味のある方はぜひ。それにしてもライ○ドアの敵対的買収って15年も前なんだなぁ…。2021/11/06
よっち
29
みんなでいろいろ頑張って超赤字経営のトンネルの先の光が見えてきたと思いきや、今度は突然城の設備が次々と使えなくなってしまう第四弾。魔王に恨みを抱く元魔族宰相のセンタラルバルドが、税悪魔と組んで仕掛ける魔王城「テキタイテキバイシュウ」により、またたく間に追い詰められてゆくメイたち。そんな時に頼りになるはずの税天使ゼオスが不在の理由。今回ブルーの先祖たちの過去エピも絡めつつ、ゼオスの意外な過去が明かされる展開は興味深かったですけど、留守番中孤軍奮闘したクゥにも新たな因縁が生まれたりで続巻が気になるところです。2021/10/19
オセロ
27
魔王城をセンタラバルトに敵対的買されるというまさかの事態を受けて、ゼオスにセンタラバルトを摘発することにしたクゥだったが、当のゼオスは職権濫用の罪で過去の自分と向き合っていた。 そんなゼオスが天使になった経緯や、税法に則って人の願望を叶える税悪魔のノーゼの意外な正体には驚かされましたね。センタラルバルトの一件も相場操縦の罪で一件落着となって、次巻も楽しみです。2021/10/24
真白優樹
11
元魔族宰相、センタラルバルドが敵対的買収を仕掛けてくる中、封印刑に処されたゼオスを救う為、彼女の記憶の世界へブルーとメイが飛び込む今巻。―――過去と今、交差を繋ぐは同じ災禍。 敵対的買収に立ち向かうクゥ、ゼオスの過去に迫るブルー達。二面同時の作戦が繰り広げられ、お金の舞踊る戦いの中でゼオスのはじまりの記憶に触れる今巻。金融系の大きな話へと発展し、新たな見識を得られる中で新たに発生する因縁に心震えるかもしれぬ巻である。ノーゼが遺骸と共に何かを目論む中、果たして次の税法とは。 次巻も勿論楽しみである。2021/10/24
スプリント
10
盛り上がってきたところで続きは電子書籍のみ・・・。 時代の流れですね。2024/02/16