内容説明
本書を読むと、謎の症状の改善法がわかるだけでなく、東洋医学的な心身の問題の読み解き方を知り、養生の実践に活かすことができます。
目次
第1章 寝るの謎
第2章 食うの謎
第3章 動くの謎
第4章 皮膚の謎
第5章 出もの腫れものの謎
第6章 心の謎
第7章 クセの謎
第8章 とにかく謎!
著者等紹介
若林理砂[ワカバヤシリサ]
臨床家・鍼灸師。1976年生まれ。高校卒業後に鍼灸免許を取得。早稲田大学第二文学部卒(思想宗教系専修)。2004年にアシル治療室を開院。予約のとれない人気治療室となる。古武術を学び、現在の趣味はカポエイラとブラジリアン柔術(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あっか
45
身体って謎が多いなあ…そしてそれに何らかの理由をつけられる東洋医学って偉大だなあ…と再実感しました(そして、鍼灸師さんはその為に有する膨大な知識から原因を見立てなければならず大変だなあ…とも)。相談者の体重や詳細が分からない中若林先生が四苦八苦回答されてる感じが醸し出しているところもあってクスッとします。え、神頼みしろってこと?とか。笑 わたしも太陽を見たら一発でくしゃみが出るんですが(ム鼻はズムズするのにくしゃみが出ない!という時とっても便利なんだけどなー)、その体質「そんなばかな」と書かれていて→2025/01/26
haruka
27
病院にいっても「なんともないよ」と言われてしまう、西洋医学では説明できない体の不調、64項目。自分もおなじ症状だと思うものを中心に読んだ。「急に心臓がどきどきする」⟶それで本当に心臓に問題がある人は1%程度で、多くはストレスと睡眠不足による心臓神経症。「いそがしくて心がざわざわする」⟶頭の使いすぎでのぼせているので、頭を使うことは放棄していったん運動して。運動すれば体が均一になる。…そんな、びっくりするほど当たり前のことしか書かれていない!でも自分と同じような症状を抱える人って多いんだと思うとほっとする。2024/07/30
出世八五郎
17
書店にて著者の作品三冊ほど平積みにされていた。どれも似たような表紙で興味深くさせる。中身は自分の症状と関係あるものじゃない限り、スイスイ読むことは出来ない。なので、手元に置いておき、不調時、本書をくくることをお薦めします。本当に小さな些細なことでも東洋医学が解明してくれるそういう本です。症状『がんばらないとうんちが出ません。』こういう症状にもちゃんと東洋医学が答えてくれます。有益な本です。その他興味深い症状あり。2024/10/13
よしじ乃輔
12
スタンダードなニキビ、ぎっくり腰、手汗などから始まり、言い訳、怒髪天を衝く、人に気持ちに共感しすぎる、常にさみしい、母親と話すと鼻がかゆいなどバリエーションに富んでいますが全て寄せられた質問との事。小さな兆候を見逃し命が救えない医師は処刑された歴史から命懸けで残した資料を現代に活かしてもらえて感謝しかないです、はい。古典の知恵を取り入れより良い生活を送りたいと思います。興味深いですね。2025/01/26
アカツキ
11
病院に行くほどの不調ではない、行くにしてもどの診療科に受診すればいいかわからない…。そんな謎症状のお悩みを鍼灸師の著者が東西医学を取り混ぜて解説した健康本。丁寧な解説と対処法が語られる。著者の語り口が好き、面白かった。やっぱり健康の基本は睡眠と食事と運動。簡単なようでいて難しい…。ひょんなことから著者の恐怖体験が読めたのは嬉しかった。私も似たような経験したけれど寝ぼけていたと思い込んでいる。2025/03/26