幻冬舎時代小説文庫<br> 豆腐尽くし 居酒屋お夏 春夏秋冬

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幻冬舎時代小説文庫
豆腐尽くし 居酒屋お夏 春夏秋冬

  • 著者名:岡本さとる【著】
  • 価格 ¥679(本体¥618)
  • 幻冬舎(2021/08発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784344431232

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内容説明

「お花という女がおりましてねえ」。渡世人として苛烈に生きてきた牛頭の五郎蔵。彼には人生に思い残したことがあるという。若い頃、一緒に料理屋を開く夢を抱き、献立を考えては笑い合った想い人。晩年を迎えた今、その女がどうしているかが気になると遠慮がちに語った。意を汲んで調べ始めたお夏。だが、その女は――。新シリーズ、感涙の第三弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

139
一話目の『豆腐尽くし』牛頭の五郎蔵の話がなかなかに切なくて良かった。五郎蔵、老け込んでしまうにはまだ早い二話目『料理屋』も面白かった。このシリーズにのめり込んで行くなぁ。2022/09/10

やま

83
江戸目黒の永峯町にある、お夏の居酒屋に来る常連達とお夏の楽しい物語です。品川から高輪にかけてを取り仕切る香具師の元締め牛頭の五郎蔵が、若い頃に別れた女が営む料理屋「さくらや」への思いを語った「豆腐尽くし」には、ほろっと涙が出ました。居酒屋では糞婆に扮するが、実は妖艶で美しいお夏が、居酒屋の常連達とくり広げるお節介が楽しいです。物語の展開も早く、所々に殺陣も入り、笑いもありと、飽きずに読む事が出来ました。毎回楽しみな一冊です。シリーズ3作目。字の大きさは…中。2021.09.22読了。★★★☆☆2021/09/23

真理そら

56
お夏さんが目的を達成したあとの居酒屋お夏はのんびりムードとおせっかいでできている。読者はこのほっこりムードに浸って疲れをいやすことができる。2021/08/06

優希

46
面白かったです。一緒に料理屋を開く夢を分かち合った女性がどうしているのか、自分も気になりました。色々な過去がありつつ日々過ごしている市井の人々も切ないながら羨ましかったです。2022/05/14

kagetrasama-aoi(葵・橘)

45
「居酒屋お夏 春夏秋冬」第三巻。第一部での敵討が終わって、日常の人情話が中心に。「豆腐尽くし」「料理屋」「酔醒」「ぶっかけ飯」の四話。どの話もお夏の裁きがなんとも格好いい。特に「ぶっかけ飯」の五人勢揃いはホントいいなぁ!続いて欲しいシリーズです。気分が下降気味の時に読むと絶対上昇出来る一冊(o^O^o)。2021/11/20

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