時代小説文庫<br> 史記 武帝紀(六)

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紙書籍版価格 ¥660
  • Kinoppy

時代小説文庫
史記 武帝紀(六)

  • ISBN:9784758438025

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内容説明

前漢の中国。武帝・劉徹の下、匈奴との激しい戦いが繰り返され、無謀とも思える戦の末に力尽き降伏した李陵は、軍人として匈奴で生きることを誓う。一方、匈奴で囚われの身となり北の地に流された蘇武は、狼とともに極寒を生き抜き、自らの生きる理由を問うのだった。彼らの故国では、忍び寄る老いへの不安を募らせる劉徹の姿を、司馬遷が冷徹に記す。そして、匈奴の最精鋭兵を指揮する頭屠が漢軍を追い込むなか、李陵と蘇武は、宿星が導きし再会を果たす。北方版『史記』、佳境の第六巻。(解説・末國善己)

感想・レビュー

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W-G

325
李陵が漢軍と直接対決。かつての部下、孫広がいい感じで台頭してくるものの、残りも少ないので、一瞬の輝きで終わりそう。頭屠の息子光谷児も、精悍に描かれているが、頭屠自体が架空の人物なので、どこまで描かれるのか。蘇武の章は安定して面白く、そこに李陵も加わってくることで、また一段と奥深いものになってくる。会話に味わいがあり、これは最終巻で相当泣かせる展開になりそう。そして帝側。もう丞相がいつ誰になってるのか把握がむずかしいくらい処されまくっている。コレあくまで武帝紀と冠されてるけど、綺麗にまとまるのか?2018/11/26

ehirano1

99
#司馬遷、船酔いのお知らせ。#蒼氓と表記した理由は?#強さと同じほどの、弱さがある。#国とは理不尽そのもの。#人は、何度でも死ぬのだ、李陵。#死んでもまだ、なにかが続いている。そう考えると、死ぬことも生きること。2019/02/02

レアル

97
厳しい自然の中で生きる蘇武。李陵と蘇武の再会。司馬遷の思い。其々が其々の思いで劉徹という武帝を冷静に見つめ始めている。そして死を恐れだした劉徹。次回最終巻。どう締めくくられるのか!2014/04/17

優希

58
匈奴にいる李陵と蘇武がメインの話になっています。匈奴で生きることを誓う李陵と北の地で生きる理由を問う蘇武。匈奴側の話の方が落ち着いて読めるのが不思議ですね。漢は闘争心あり過ぎです。老境の劉徹は国より自分が衰えたことを憂う様子に孤独を感じました。全体的に地味な印象を感じますが、頭屠が官軍を追い込んだり、李陵と蘇武が再会したりと気になる流れ。次巻がいよいよ最後。どのような結末を迎えるのでしょう。2015/02/11

sin

49
何を言うことがあるのだろう?確かにあった史実としての一連の出来事と作者が重ね合わせて紡ぐ人間模様に心が揺れ動く思いがする。物語の人物への共感の都度に漢を応援したり匈奴に着いたりと自分勝手な読み方を重ねてきたが現実社会においても同じ傍観者であることに変わりはない。歴史に触れるといつも感じることではあるが人の営みとは時は過ぎゆくものと諦念するしかないのだろうか?司馬遷の想いに強く関心を惹かれる。2014/03/24

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