内容説明
人間主義の思想書『法華経の智慧』(池田大作著)をベースに、世界宗教の条件を考察するシリーズの続刊。第3巻は、法華経の「提婆達多品」から「従地涌出品」までの考察を収録。悪との戦い、折伏と寛容性などをテーマに、多様な視点から池田思想に迫り、創価学会の内在的論理を読み解く。月刊『第三文明』好評連載の2018年8月号分から、2019年7月号分までを書籍化。
目次
まえがき
第1章 「悪と戦い続けてこそ仏」という思想
第2章 「衆生の救済」こそ、究極の善
第3章 悪は「善の炎」のための薪となる
第4章 法華経の「女人成仏」が語りかけるもの
第5章 竜女の成仏は、高らかな「人権宣言」
第6章 現代における「不惜身命」とは何か
第7章 創価学会と「三類の強敵」の戦い
第8章 「折伏」と「寛容」について考える
第9章 師弟が共闘してこそ「難即安楽」に
第10章 「地涌の菩薩」とその使命感
第11章 「人間への信頼を取り戻せ」という警鐘
第12章 池田会長の民衆観の根底にあるもの
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
SK
2
2021 4 30.『内側から見る創価学会と公明党』を書いた浅山太一さんが、創価学会の会憲から逸脱していると評している。副会長に女性のいない創価学会(P.90)。放送大学に否定的であるようなことも書かれている(P.170)2021/10/27
れいまん
0
法華経をかなりの深読みしていて素晴らしいレベルだと思います、。ダライ・ラマについて佐藤氏は全く評価しないと言ってました、。チベット仏教者がたやすく自殺を選ぶことに違和感を感じるとのこと、。確かに生命軽視はよろしくない。法華経の不惜身命とは、本来命を使い切り生ききると解釈しています2021/04/28