こども地政学 なぜ地政学が必要なのかがわかる本

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こども地政学 なぜ地政学が必要なのかがわかる本

  • ISBN:9784862555908

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内容説明

これからの日本はどうなるのか。世界の動きが見えてくる!

国の動きは地理的な環境、隣国との関係に常に影響されます。
地政学とは、地理、歴史、資源…などが、国々の関係にどのような影響をおよぼすのか、
それが平和と安定をどのように脅かすのか、といったことを分析する学問です。

本書は、未来を生きる子どもたちが、グローバル化時代の世界において必要とされる知識、感覚、
“国際情勢を正しく読み解くチカラを育むための入口となる一冊を目指しています。
また本のつくりとして、親子が会話をするきっかけとなるような、家庭内コミュニケーションを推進する本となることを心がけながら編集しています。

地政学は地理、歴史、資源、人口、それから宗教、民族、人種などが国々の関係にどのような影響をおよぼすのか、
それが平和と安定をどのように脅かすのか、といったことを分析し、ともに生きる知恵を学ぶ営みです。
地政学の「政」は政治の「政」です。
パワーです。地政学を学ぶということは、政治を深いところで理解するということにほかなりません。
<中略>
世界の平和を維持するには、秩序(の正当性)とパワー(のバランス)の双方が必要です。
それを実現するには、リーダーシップと大国間の協調が求められます。国際秩序が崩れるとき、ルールもないがしろにされ、
平和が脅かされます。いまがまさにそうした危うい時代です。平和の理想と闘争の現実は対立する概念ではありません。
それを同時に追求する以外、安定はありません。そのためにも、地政学と地経学の洞察から学ぶことは多いと私は信じています。
【監修者執筆・本書はじめにより】


【目次】
はじめに 地政学とは、国々がともに生きる知恵を学ぶこと。

第1章 私たち日本世界の関係を見てみよう
日本がどこにあるのか世界地図を眺めてみよう
日本の地理的な特徴を考えてみよう
…など

第2章 ところで「地政学」ってどんな学問なの?
「みんな仲良く」が理想だけど、現実は難しい
なんで地政学では「地理」が重要なのだろう…?など

第3章 地政学で絶対に知っておくべきキーワード
「ランドパワー」と「シーパワー」ってなんだ?
「ハートランド」と「リムランド」ってなんだ?
「バランス・オブ・パワー」がないと戦争が起こる …など

第4章 日本の地政学的リスクに見ていこう
どうして海上自衛隊は遠く離れた中東に行くの?
北朝鮮のミサイルは発射後7分で日本に着弾する…など

第5章 2つの超大国アメリカと中国の関係を知ることが大事
中国が「超大国」と呼ばれるようになったワケ
アメリカと中国が仲が悪くなっているワケ…など

第6章 歴史を振り返ると地政学がよくわかる
ランドパワーとシーパワーは交互に力をもってきた
日本でもランドパワーとシーパワーが戦ってきた…など

第7章 未来の日本について考えてみよう
軍隊をもたない日本は攻められても大丈夫なの?
「サイバーパワー」をめぐる争いが新たな主戦場に…など

各章ごとに用意されたコラムでは歴史に名を残す「地政学の重要人物」を紹介!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yomineko@ヴィタリにゃん

63
分かり易い😊米国に守られている日本。敵対する米国と中国に挟まれ、ナヴァリヌイ氏暗殺により露も更に危険。しかし全て男性優位な考え。女性なら口喧嘩で終わる処、暴力に訴え、槍だの鉄砲だの核だの持ち出して折角作った街や文化、人命を破壊する。そのせいでこの世は創造破壊再生の繰り返し。歴史から学び反省しなければならないが、どうもどの国も反省していない様子。結局犠牲になるのは弱者。地政学、更には地経学も大切だけど「学問の前にもっと大事な事がありますよ」と私は言いたい!!!世界中で一体何やってんの???変な感想失礼!2024/02/19

かんらんしゃ🎡

47
頭の片隅で漠然と感じる不安。かつては冷戦時代の核の恐怖、ノストラダムスの預言、嫁の圧、嫁の圧、...。いろんな重ぐるしさを経験してきたけど、今は中国やロシア・北朝からの圧だ。ご近所同士で共助できればいいのだけど、お隣だからこそ境界線問題があり侵略戦争が起こる。政治・軍事・経済、様々なパワーバランスの中、日本の置かれてる位置と地位を改めて考える読書になった。2023/03/03

shiho♪

22
地政学…近年興味を持った言葉。新しい学問かと思いきや、欧州発祥の戦争のための学問で、日本では敗戦の際にGHQから地政学の研究を禁止されていたとのこと。 子ども向けに書かれているが、グローバル化に疎い私のような大人でも入門書として最適です。 外国との関係は変化しますが、国の位置は変わらないので、地理的要因を軸に国際関係を読み解いていく学問。 島国の日本、英、(米も入る)はシーパワーの国で貿易が得意。中国や露、独はランドパワーの国で侵略が得意。過去の歴史を見てもなるほど~となります。2021/10/19

ツキノ

21
2021年3月発行。世界を正しく見るために必要な「地政学」。国々がともに生きる知恵を学ぶことだという。これは現代人にとって(おとなもこどもも)学ぶ価値があるのでは?学生にとっては歴史、地理と分けた知識詰込みの退屈な授業より、前のめりになって聞きたい内容だと思う。こども向けにかみ砕いて説明しているので腑に落ちやすい。「みんな仲良くが理想だけど、現実は難しい」など、身近な人間関係と国と国との関係を結び付けて考えられる。これからは「地経学」が重要になるという。(E270)2021/11/03

yo

14
【地政学超入門】地政学の考え方、基礎用語をこども向けに解説する。地政学の基本書のようなものは、基本的に国際政治学を一定程度理解している人向けに書かれたものが多い中で、まったくの初学者であるこども向けに書かれている点、大変画期的な本だと思う。一方で、これは基本的に一回は歴史を学んだ人じゃないと読むのは苦労するのではないだろうか。地政学の理論を理解するにはあくまで歴史的事実を知っている必要があり、かつ「あの時のあれはこういう風に捉えることも可能なのか!」という驚きも歴史を知っていればこそなわけだし。2021/07/07

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