角川文庫<br> 紙屋ふじさき記念館 カラーインクと万年筆

個数:1
紙書籍版価格 ¥704
  • Kinoppy
  • Reader
  • 特価

角川文庫
紙屋ふじさき記念館 カラーインクと万年筆

  • ISBN:9784041109687

ファイル: /

内容説明

ふじさき記念館にインクメーカーとガラスペン作家によるコラボ企画が持ち込まれる。館長の一成は百花に協力を頼むが、「インク沼」と言われるほど人気のカラーインクに百花自身すっかり魅了されてしまう。商品のネーミングに悩む百花。ある夜、母の冬海から百花の父親の遺品である万年筆を渡される。作家だった父との会話を懐かしく思い出した百花は、自分の名前の由来が童謡「春の小川」だと知らされる。そして、企画会議で百花の出した童謡のタイトル案が採用され、カラーインク単独でも商品化され発売されることに! しかし、製造数が上がったことで藤崎の本社の営業部、一成の従兄弟浩介からの横やりがまたしても入り、企画が本社案件になってしまい……!? 紙に書く、思いを書く。そして、伝わる優しい絆。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しんごろ

273
ほしおさなえさんの作品は、どの作品も温故知新という感じで、温かさを感じる。そして、古き良きものを今の世に、丁寧で優しく甦らせてくれるね。このシリーズも第3弾。水引や万年筆にスポットが当たる。一成と浩介の仲はなんとかならないか。そして、一成と百花はどんどん意見をぶつけながら、和紙の良さを世の中に伝えてほしい。そして、まだ古き良きものが眠ってるだろうから、掘り起こしてほしい。今の自分の中から一生懸命さが少しずつ失っている。だから百花の一生懸命さを見ならいたい。今作も心が温かくなりました。2021/04/13

シナモン

172
ほしおさなえさんの作品を読むと丁寧で穏やかな文章、地道に真面目に生きている登場人物たちに自分もこうありたいといつも思わされます。今回は水引の世界の奥深さに感動。記念館が困ってるときにおばあちゃんの「結」の精神からの助け船。かっこよくてグッときました。百花のカラーインクのネーミング発想力もどれも素敵で想像するだけで癒されました。最後の最後にライバル浩介登場でムカッときたけど、百花の仕事に対する本気度、一生懸命さが明確になってきてこれからの展開が楽しみです。2021/08/01

KAZOO

159
今回の目玉は水引です。水引を主人公のおばあさんがつくっているところなどを見てみたい気がします。またカラーインクやガラスのペンの話も楽しめました。わたしも以前結構高そうなガラスペンをもらったことがあるのですが先っぽをぶつけてしまいかけて使え亡くなった覚えがあります。ビジネスマンはあまり使えないですね。いまはゆっくりしたので使用してみようかなあという気になりました。2021/06/10

mariya926

142
女子大生の主人公が和紙と出会い、クリエイティブに挑戦することで成長していく物語りです。今回は水引きとカラーインク。水引はおばあちゃんの内職だったものを教えてもらい、家族の歴史も知れます。カラーインクも新しい世界です。挑戦したくなります。名前のネーミングを考える時に「いつも考えているのが繋がってアイディアが浮かぶ」みたいな事が書かれていましたが、私もそんな感じです。いつも考えていて朝起きた時にふっとアイディアが浮かんだりします。自分がしている事が本に出てくると嬉しくなりますね。2021/12/09

のぶ

131
今回も和紙の温かさに魅了された。本作は水引とガラスペンの魅力をテーマにした作品だった。まず百花が水引の産地、長野県の飯田を訪ねるところから始まる。ここの水引細工は、自分も前から気に入っていたので、とても良かった。いろいろな結び方がある事を知る事ができて蘊蓄が広がった。前作で本美濃和紙を求めて、岐阜県の美濃市を訪れた時のような嬉しさが込み上げてきた。第三話の「カラーインクと万年筆」も自分が子供の頃に使った事のあるガラスペンを想い出させてくれて、ノスタルジーに浸る事ができた。シリーズの次作が楽しみだ。2021/03/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/17323766

ご注意
リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。