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内容説明
悠々自適の老後を過ごしていたはずの伯母がまさかの孤独死。山口鳴海(やまぐちなるみ)、35歳独身、美術館学芸員の人生は婚活から終活へと急旋回。よりよく死ぬにはよりよく生きる。最終&絶対王者を目指し、黄泉(よみ)へと激走中。
ライフプランナーと称する同級生の魔の手に落ちかけ、女である弱さと加齢を痛感する鳴海。伯母の墓参りを通じ、お寺とどうつきあうか、お墓はどうするのかなどなど、避けては通れない問題に激しく体当たり。
現実を忘れさせない、向き合わざるを得ないこの漫画がヤバい第1位。みんなで生きればこわくない!
ニャオ(なお)、月刊モーニング・ツー(講談社)始まった衝撃連載は、コミックDAYS(講談社)に媒体を移して絶叫継続中です
FRIDAYデジタル(講談社)、FRAU(同)、SPA!オンライン(扶桑社)、産経新聞、トウシル(楽天証券)などで、作者インタビューほか関連記事が配信されました(2020年末現在)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うさうさ
19
新刊が出て本当によかった!ずっと待ってました。 自分のことも考えなきゃだけど、その前に親の終活なんだよね。お墓の問題とかは話題によくでるけど、介護が必要になったらどうするか?は話した事がないと思う。。。 この漫画は本当に勉強になるので、将来死ぬ予定の人みんなにオススメ!!2021/02/04
じゅんじゅん
15
「自分の老後や死と向き合うこと」「親の老後や死と向き合うこと」まずは、親に終活をさせることも、自身の終活。自身の伯母は、突然死だったものの、自宅マンションで孤独死ではなく、習い事の教室内で踊っている最中に倒れた。一命はとりとめられなかったが、周囲に人がいたことが何よりと思うしかない。それでも、エンディングノートをきちんと遺していて、遺産分割についても明記されていた。「死は必ず訪れる」というお寺さんの言葉は真実。やっぱり今できることをしておかなければと思う今日この頃。遺したくないものは、サッサと処分しよっ。2021/05/09
笠
11
3.5 新刊読了。孤独死はまだしも、親の介護の話は本格的に気分が重くなる…。自分も含めて、この作品の読者層のほとんどにとってかなりクリティカルな話題なんじゃなかろうか。ここだけの話、友人が親を亡くしたとき、落ち込む友人を慰めながら、どこか心の隅に「介護の心配なくなって羨ましい」という、絶対に口に出せない気持ちがあったことは否めない。そんな自分勝手で親不孝な気持ちを抱く前に、本作のように親の終活について面と向かって切り出すべきなのかもしれない、いや絶対にそうした方がいいのだろうが、どうしても踏み出せない。2021/01/28
ochatomo
8
墓参りと檀家、(親の)終活 『おばさんの死は私を不安にさせたけど、希望もちゃんと残してくれててありがとう』 『俺は、俺に甘えようとしてくる山口さんよりも自分の頭で考えようとしている山口さんの顔のほうが魅力的だと思う』 文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞 初出「月刊モーニングtwo」「コミックDAYS」2020年 2021刊2022/07/15
駒場
8
自分の老後より先に親の老後がやってくる。自分が安心して老後をおくりたいならまず親に「終活、どうするの」と聞きにくい質問をして、終活を促さねばならない……というクソシビアな話が展開される。主人公の父親が「俺の介護が必要になったら娘が介護すればいいだろ!どうせ大した仕事してないんだから一時退職してあとからパートでもやればいい云々」言い出した時、あまりにもリアルなクソ男親でゲラゲラ笑ってしまった(笑いごとではない)2021/01/28