出版社内容情報
聖火の生みの親はヒトラーだった。55年かけてマラソンを「完走」した日本人ランナー……。オリンピックを彩った意外な逸話の数々。
内容説明
54年かけてマラソンを「完走」した日本人ランナー。聖火の生みの親はヒトラーなのか?アジア初のメダリストはインド人。太古、選手もコーチも全裸だった…。紀元前8世紀にその源流を発するオリンピックは、意外な逸話に彩られている。近年の印象深いエピソードも満載して、オリンピック観戦の予習・復習に必携の一冊。
目次
第1部 近代オリンピック編(第1回アテネ大会の不思議;クーベルタンのウソとホント;マラソン=42・195キロの謎;聖火と五輪の秘密;オリンピック初めて物語;へんな五輪種目;メダルをめぐるミステリー;オリンピック最強伝説;懐かしのメダリストたち)
第2部 古代オリンピック編(1169年間、293回も続いた奇跡;古代オリンピックはなぜ滅んだか)
著者等紹介
満薗文博[ミツゾノフミヒロ]
1950年、鹿児島県生まれ。鹿児島大学卒業。中日新聞東京本社(東京中日スポーツ)報道部長を経て編集委員。72年ミュンヘン大会以来、長く五輪報道に携わり、88年ソウル、92年アルベールビル、同年バルセロナ、96年アトランタ各大会は現地で取材した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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クナコ
9
初読。今年のパリ五輪によせて。オリンピックは競技よりも開会式の各国ジャージ(スーツなど)姿の入場行進を楽しみにしている。あれを見ていると幼少期に体験したイッツ・ア・スモールワールドのアトラクションを思い出す。世界平和の祭典のために尽力した人々や国の威信を背負って戦う人々の軌跡。一つ一つのネタが短く小出しにどんどん紹介されるのですべて把握できたかというと流してしまった部分も多いが、概ね楽しく読んだ。競技者・関係人物中心の雑学集だったので、もう少し人物以外にも焦点を当てたエピソードを多めに読みたい気もした。2024/05/31