ひとりでしにたい(4)

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ひとりでしにたい(4)

  • ISBN:9784065269190

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内容説明

第24回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞作品!

悠々自適の老後を過ごしていたはずの伯母がまさかの孤独死。山口鳴海(やまぐちなるみ)、35歳独身、美術館学芸員の人生は婚活から終活へと急旋回。よりよく死ぬにはよりよく生きる。最終&絶対王者を目指し、相棒のおキャット様・魯山人とともに黄泉(よみ)へと激走する物語が始まった。

職場では官庁から出向中の若きエリート、NASDAQこと那須田(ナスダ)くん独身が、迷走する鳴海になぜか興味を示す。年下の男に興味を持ってもらおうと鳴海を煽るナスダ。その結果はラブには向かわず、「墓へのツアー」をともにする終活仲間という予想外の方向へと、二人を強制連行していくことになる。

この第4巻で二人が急行するのは、鳴海の実家である山口家。置物となった父を捨てるべく、熱いHIPHOP魂を燃やす母が熟年離婚への崖を落下中だったのだ。終活の前に解決すべきは両親の絆の問題か、それとも経済問題か。
父親は「投資」に関心を示して情弱カモへの道を歩みはじめ、問題は混迷を深める。困った時のナスダが論破王も仰天の親切講義で両親の蒙を少しずつ啓いてくれるが、今度は鳴海自身の問題が置き去りに――!

現実を忘れさせない、向き合わざるを得ない、この漫画がヤバい第1位。みんなで生きればこわくない!

月刊モーニング・ツー(講談社)で始まった連載は、コミックDAYS(講談社)に媒体を移し、隔週日曜日に更新中。

講談社FRIDAYデジタル&FRaU&mi-mollet、読売新聞、朝日新聞telling.、扶桑社SPA!オンライン、産経新聞、楽天証券トウシル、LIFULL介護tayorini、神戸新聞、ねとらぼ、日刊工業新聞、クリーク&リバー社CREATIVE VILLAGEなどで、作者インタビューほか関連記事が配信されました。(2021年11月現在)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

れん

11
今回は主に資産運用の話。プラス結婚の話も少し。ヒップホップ母さんの「大事なものは人それぞれ」が名言です。テーマの重さとマンガのユルサのバランスが癖になる味わい。2022/03/04

駒場

9
老後に投資にいきなり手を出しそうになる親に「まずは固定費を削れ!」と説得する展開、成功していて羨ましい。そうなのだ、老親、細かい字は読まないし細かい説明は忘れるのだ!そして自分もそうならないとは限らないという悲劇!ここまででもアラサー独身は死体蹴りされている感あるが、その後の「アラサー独身女、楽しく生きてるつもりなのに周囲から舐められ哀れまれる問題」を突きつけてくるに至っては死体をミキサーにかけるが如き鬼の所業!!あーーーはやくひとりでしにたい!ひとりでしにたい!2022/03/01

いっち〜

9
今回も為になるし人に勧めたくなる。投資・節約が主だけど、鳴海の人間関係にも変化が。他人や過去の自分と向き合う描写が増えたところに鳴海の成長が垣間見えるけど、ナスダ君とのすれ違いはどうなるのか。そして、DMとノムネムの話は震える。あと、魯山人と山頭火がかわいい。投資は将来的にはしていきたいけど、今はそこまでの余裕がないのが悲しい。ただ、情報収集はこまめにしとこう。日本での単身の老後が「サバイバル」と思うと暗澹たる気持ちになるけど、そうした現実をきちんと見据え打てる手は何かと前向きに考えられるようになる作品2022/02/22

pencocco

8
投資と保険のお話。すごくためになりました。私も令和のソクラテスを目指すため、年を取れば誰もが耄碌するということを肝に銘じておこうと思います。役立つ情報だけではなく、ナスダくんの匂わせ事情のちら見せがあったり、人物の掘り下げもあって飽きさせません。ナスダくんが鳴海への好意により自覚的になったり鳴海の元カレが登場したり、人間関係でも動きのある巻でした。一番良かったのはお母さんのヒップホップの話です。D.M.とその仲間たち、かっこよすぎ!2022/02/21

6
今回は投資。勉強になる……というか切実すぎて辛い。絵柄で何とか救われる。猫は神。最後になって元カレが出てきて、これまた面倒なことに。2022/03/05

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