講談社文庫<br> 本格王2020

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講談社文庫
本格王2020

  • ISBN:9784065201312

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内容説明

一編15分、世界がぐるりと裏返る。
本格ミステリ作家クラブが選んだ2019年の本格ミステリ短編の最高峰!

☆☆☆

目次

序 本格ミステリ作家クラブ会長 東川篤哉

結城真一郎「惨者面談」 
東川篤哉「アリバイのある容疑者たち」
伊吹亜門「囚われ師光」
福田和代「効き目の遅い薬」
中島京子「ベンジャミン」 
櫛木理宇「夜に落ちる」
大山誠一郎「時計屋探偵と多すぎる証人のアリバイ」

解説 円居挽

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ナルピーチ

133
本格ミステリ作家クラブが厳選したアンソロジー。ベテラン作家さんから新進気鋭の若手作家さんが描いた7編の物語が収録されている。本書もお初の作家さんばかり、結城先生の『惨者面談』家庭教師のバイトで訪れた家で巻き起こる不穏な面談とは?東川先生の『アリバイのある容疑者たち』トリックよりもア◯クサの方が気になってしまった。櫛木先生の『夜に落ちる』主人公の家族問題と保育園での虐待事件を巧く融合させたイヤミス。その他の作品もしっかり本格推理を堪能させられてとても楽しめました!2020/11/23

KAZOO

101
今回は7つの作品が収められています。前回が最後の土壇場で、という話が多かったのに比べると今回は怖いような感じのものが印象に残りました。「惨者面談」などはよくできていると感じました。「囚われ師光」は時代物ですがうまく考えられています。福田さんと中島さんのは女性が書かれたという感じがよく出ています。楽しめました。2022/11/01

ちーたん

83
★★★☆☆【序】本格ミステリ作家クラブ会長・東川篤哉氏は語る。「あなたが思う〈本格ミステリ〉のその常識、もう古いんですよっ」(え?そうなの?😲)そんな開幕から始まる2019年に発表された短編から3人の作家さんが選定した7編のアンソロジー。気鋭若手作家作品も多く、どの話もそれなりに楽しめた!ただタイトルと会長の紹介ページがどんな新たな本格を楽しめるの?とハードルを上げてしまってる気が💦どれも悪くないけど群を抜くお気に入りがなぜか思い付かない…私は古いと言われようが館や孤島で起こる殺人事件がやはり好きだ♡2020/09/27

momi

45
結城さんの作品…綺麗にまとまっていて面白かった。 福田さんの哀れな完全犯罪も面白かった。じわじわと薄気味悪い話を書きたかったと言う櫛木さんの作品、短編とは思えない濃厚で息苦しさを漂わせていた…。ドラマ化された大山さんの作品も面白かった。七つの短編ミステリー♬ 個性溢れる短編ばかりで…作家さんたちからのメッセージも楽しめました!!2020/08/28

ひさか

23
小説新潮19年2月号結城真一郎:惨者面談、ミステリーズ!vol.93&94(19年2,4月)東川篤哉:アリバイのある容疑者たち、vol.94(19年4月)伊吹亜門:囚われ師光、19年4月光文社刊嘘と約束福田和代:効き目の遅い薬、小説すばる19年7月号中島京子:ベンジャミン、10月号櫛木理宇:夜に落ちる、Webジェイノベル19年12月版大山誠一郎:時計屋探偵と多すぎる証人のアリバイ、の7つの短編を2020年8月講談社文庫から刊行。中島さん、大山さんが好みで面白かったです。良い出来のお話ばかりで楽しめました。2020/11/10

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