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内容説明
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青葉学園にこの夏、あたらしい友だちがふたり仲間入りしてきた。六年生の幸子と、その弟で三年生の真治。さて・・・。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あおさわ
7
「少年時代」や「夏休み」が追いかけていた麦わら帽子や田んぼのカエルのいた夏。児童施設「青葉学園」の夏休み、新しく姉と弟が入ってきた。二人は仲良く学園に溶け込んでいく。魚とりや桃とり、クズ鉄を拾って売りに行ったりいたずらしたり…。おもちゃも何もなくても、目いっぱい笑い、目いっぱい怒り、泣きます。そしてラストに姉と弟に哀しい別れが。「さよならは半分だけ」のタイトルにまた泣ける。子どもの頃か読まないまま終わってしまったシリーズです。2012/02/04
みんち
4
引き続き吉本直志郎氏の「青葉学園物語」シリーズから、二作目「さよならは半分だけ」を読了。主人公の一人である和彦が淡い想いを抱く事になる女の子・幸子と、その弟の真治の姉弟が新しい仲間として加わる事になる話。この二人は、他の子供たちと違って母親が存命で病気療養中のために学園に預けられる事になるところから物語が始まるのだが、二人が本当に学園の「家族」に加わる事になるエピソードが後半の山場となる。2017/01/03
こーちゃん
1
子供の頃、何度も何度も読んだ本。焼き鳥が美味しそうだったり、タバコは怖いなあと思ったりしましたが、1番美味しそうだったのは、やっぱりコンデンスミルクですね。 私は真治タイプの大人しい小学生だったんで、幸子と真治の姉弟には1番シンパシーを感じてました。
SATOMAN
1
小学生の頃大好きだったシリーズ。公立図書館で久々に出会った。男の子たちのやんちゃぶり、女の子たちのしっかりぶりが楽しい。子供達のセリフや行動が生き生きとしていて、自分もそのグループの中に入っているような親近感を感じる。再び読むことができて良かった。2019/11/11
ろうず
1
それぞれに家族と離れて暮らさなければならない事情をもった子どもたちが児童擁護施設での仲間と共にたくましく毎日を生きていく話。 病気で入院するときお母さんが二人の子どもたちに「さよならは半分だけ」といった言葉が題名になっている。いつもおなかを空かせていた子どもたちが少しでも満腹感を味わうために魚をとってやいて食べたり倉庫から缶詰を盗んだりしている場面を逞しさを感じられて楽しめる。2013/11/06