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内容説明
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道でお金をひろった青葉学園の子どもたちは、それでうまいものをハラいっぱいたべようと街まで出かけていくのだが・・・。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みんち
5
引き続き吉本直志郎氏の「青葉学園物語」シリーズから、三作目「翔ぶんだったら、いま!」を読了。三作目は主人公の一人である和彦やボータンたち「なつめ寮」の子供たちの心境に微妙な変化が現れ始める話。青葉学園の子供たちは戦災孤児なので中にはほとんど両親の事を覚えていないような子供もいるのだが、少しずつ成長するに従って、ふとした切っ掛けでその事に気づいて思い出し、考え出すようになる。その切っ掛けが、拾った二千円をネコババして学校をサボって町まで遊びに出かけたとき、というのが彼ららしいが、2017/01/04
あおさわ
5
青葉学園の夏休みが終わり、秋が来ました。のぞきをした兄ちゃんにそれと知らず口止めおやつをもらったり、二千円猫ババして町に遊びに行ったり、悪ガキたちは怒り笑い色々考えて、また少し成長します。原爆により子も孫も失った老夫婦の悲しい言葉をしっかり噛み締めて、同じく原爆で亡くなったそれぞれのおとうさんおかあさんを思い出し、周りの人をいとおしく思える。翔ぶんだったら今。泣けました。2012/03/23
SATOMAN
1
青葉学園物語3話目。なつめ寮の小学生たちが主な登場人物。前半はいつも通り、子供達の楽しいエピソードだけど、後半のうどん屋の場面からは涙の展開。これまでに青葉学園が戦災孤児のために作られた施設という説明はあったものの、原爆についての直接的な描写はここで初めて描かれる。広島市街中心地のきらびやかなデパートから、老夫婦のうどん屋へ。このギャップがとても鮮やかで、子供達の心に「原爆のことを忘れていいのか」という疑問を生み出す。うどん屋からの帰り道、子どもたちの会話の場面がすばらしい。2019/11/21
I am
1
ぬるいうどん、エレベ板、かわいらしい田舎の子たち