宝石の国(11)

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宝石の国(11)

  • 著者名:市川春子【著】
  • 価格 ¥759(本体¥690)
  • 講談社(2020/07発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065202241

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内容説明

宝石たちは、フォスに誘われて月に向かった者たちと、地上に残り、金剛先生と新たな関係を築こうとする者たちにわかれていた。地上の宝石に砕かれて二百二十年後、金剛先生によって復元されたフォスは、金剛に再度祈るように迫るも、地上の宝石に気づかれて追われる身となった。ルチルに見つかり絶体絶命のところに月より現れたのは、「あの」宝石だったーー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

眠る山猫屋

58
フォスフォフィライトの変わり様が哀し過ぎて・・・。久々に読んだら物語がさっぱり解らなくなってしまったが、まずはアニメを観て復習しよう。ただただフォスの変化(人への回帰?)が狂気に見えて・・・人とは他者を傷つけざるを得ない存在なんだろうか。2021/05/28

はな

32
昔の可愛かったフォスやダイヤ、ボルツが懐かしい…。エクメアが悪役に見えてしょうがない。どんどん怖くなってるのに、目が離せない。だれかフォスを救ってあげて。パパラチアお兄様とセトは味方で良かった。2020/08/30

ゆう

27
とんでもない作品を読んでいると思う。表紙のフォスフォフィライト(主人公)を見てほしい。当初ひとつの鉱物であった彼の身体は、いまや貝、合金、ラピスラズリ、真珠のハイブリッドである。その身体が11巻でも、惜しげもなく打ち砕かれる。打ち砕かれるだけならまだいいのだが、その度に再生されてしまうのだ。打ち砕かれるだけならまだ救いがある、そんなこと初めて思ったよ…。そう思わされるほどに、この作品はフォスの身体に容赦がない。その容赦のなさが、聖性を帯びてきているのはどうしてだろう。身体性の無化が、フォスの意志を純化し→2020/07/25

S 2

27
またフォスが原型を留めない感じにぼろぼろに…フォスという敵を作ることでむしろみんなと仲良くできるようになってきたシンシャ。なんという皮肉…そしてヒロイン化する先生。そんでもって、人間についてつらつらと語る王子はフォスよりよっぽど人間的ではなかろうか?2020/07/22

しゅん

21
「人間」になったフォスの造形見事〜!!カタストロフィー〜!!2022/06/29

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