- ホーム
- > 電子書籍
- > コミック(少年/青年)
内容説明
恩師との死闘、その結末は――!?
アマチュア大会で優勝した安住は、プロ棋士全員参加の「竜皇戦」に参戦!
初戦の相手は、奨励会時代の恩師・伊達。
師匠と本気でぶつかり合いたい安住に対して、ことごとく攻めを受け流す伊達。すれ違う師弟の思惑だったが、安住の闘気みなぎる手の連続に、恩師の眠っていた闘志が次第に呼び覚まされ――
一方、土屋は悲願のアマチュア大会優勝を目指し、「アマ王匠戦」に参戦。
そこには思わぬ人物が……!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
眠る山猫屋
43
作中での最長の対局・師弟対決に手に汗握る。不遇に終わった(と思っていた)弟子への慚愧の念を消せずに燻ったままだった伊達。その諦念に染まった将棋が色を変えていく。対する安住は、そんな師匠・伊達への万感の想いを込めて、師匠の“最盛期の棋風”を揺り起こし倒さんと挑む。そんな二人の対局は、観戦する周囲をも揺さぶり始める・・・。殺し合いじゃないから、負けても次がある。やめてもいい。それでも、向かい合う対局という空間には“人vs人”の研磨し合うような一瞬一瞬の連続がある。凄い。2025/03/13
nas
9
次で終わるのか…。まだ続くかと持ってたけど、惜しい気がするな。まぁ一度波に乗ってへし折られてもう一回立ち上がるまでやればテーマとしては十分な感じになりそうな気もするけど竜王や名人っぽい感じの人との話までやると思ってたんだけどなぁ。2020/05/29
Susumu Kobayashi
7
師匠の伊達との勝負、ようやく伊達の勝負師としての本性を覚醒させ、千日手指し直しとなる。指し直しの対局では、伊達は最初から本気で安住に向かってくる。互いに死力を尽くした勝負は安住の勝利になるが、それがきっかけで伊達七段は勝負師として復活する。一方、安住は竜皇戦第一局で五十嵐律四段に敗北を喫する。次巻で完結とのことだが、それまでにプロになれるとも思えない。あまり人気が出なくて打ち切られたのだろうか。だとしたら残念。2020/07/13
笠
6
4 新刊読了。師匠との対局は千日手指し直しの長丁場になるが、覚醒した師匠にしっかり恩返しを果たし、絶好調の安住。対して、より人間臭くもがく土屋もアマ王匠戦で優勝し、安住を追随する。アマじゃないガチの王匠保持者の望月は土屋を舐めきっていて気分が悪いが、実際アマタイトル保持者とガチのタイトル保持者じゃ天と地ほどの差があるのは事実。望月がマウント取りたいだけのしょうもない性格なのも事実だと思うけど。絶好調のはずの安住だったが、アマ竜王戦で四段に負けてしまう。この四段は、ただ者じゃなさそうだ。2020/05/30
Decoy
3
師弟対決、決着。将棋の底知れぬ深さが、伝わってくる。2024/05/26