身代わりの娘～大江戸木戸番始末（十二）～

著者名：喜安幸夫

光文社（2020/04発売）

• ISBN：9784334779566

内容説明

まだ肌寒い如月。米沢町の小間物商い、珠洲屋の娘・お珠は病が治癒したお礼参りに出かけるが、同道の女中・お千がお珠に近づく白い蛇を目撃する。「白蛇の現われた者は死ぬ」言い伝えに、すわお珠に災難が、と一家は心配するが、それは、珠洲屋を見舞う大騒動の前触れに過ぎなかった。頼れる木戸番の杢之助が町内の平穏を守るために大活躍。人気シリーズ最新作！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[真理そら]

今回は町方が米沢町に入り込みそうな事件が続々と…杢さんは頑張った。久々に多くの人が死んだ。両国に来てからは比較的人が死ぬのは少なかったけれど、まあほとんどは因果応報だからいいか。

2020/04/19

[あき]

悪党どもは因果応報ですっきりしたけど、出来ればお珠も助かって欲しかったな。しかし三年もの間ずっと側に仕えてたお千の心持ちが怖すぎる。捨の親分は立て続けのお手柄で良かったね。

2023/10/26

[goodchoice]

今回も杢之助の活躍は素晴らしい。筋立てもしっかりしていて楽しめる。

2020/03/29