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内容説明
中国・明の時代に実在した男・鄭和の航海記
15世紀初頭、
コロンブスやマゼランより先に世界の海を渡り、
さまざまな「未知」に遭遇した男がいた―――
航海を続ける内に、
鄭和がスマトラで出会ったのは、
巨悪な海賊たち……
大義の為、
彼らを討伐することを決めた鄭和だが、
敵はあまりにも手強く…!?
そして、戦いの最中、
鄭和が匿う建文帝親子の存在を
隠し通すことができるのか!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
18
父の仇であるはずの燕王、信仰も男をも奪っていった燕王の、その命を救う鄭和。それが良かったことなのか悪かったことなのか、判じることは難しいとしながらも、「父の命に匹敵するほど大きなものを取り戻した」かもとの境地に至る。その大きな心持ちが、結果として世界図を見た時に、それが世界の半分の地図でしかないことを見抜く視野の広さへと導いていく。それを知ったからには、行くしかない。見るしかない。鄭和が真の旅人である証しだ。2019/11/30
月をみるもの
7
鄭和の航海のあと、中国がさらに積極的に世界にうってでた世界線についていろいろと考える。2020/04/16
NBかえる同盟
4
別の本の感想で自分の教養の無いことを嘆いたばかりだが、機械的に覚えた「かんがんていわ」という言葉しかほぼ知識が無いこの人物については、この話の先の楽しみのために調べ直さないこととしよう。今回は大ボラ要素やや少なめかな。2019/12/08
笠
4
3 新刊読了。燕王であった永楽帝が建文帝の帝位を簒奪する「靖難の変」に到るまでの過去と、仇である燕王に仕えるに至った鄭和の過去が語られていく。船旅ではマラッカ海峡越えでイスラム教徒と手を組んだ海賊に襲撃され、襲撃に紛れて鄭和は刺客に襲われる。さらに捉えて永楽帝に差し出さねばならない海賊の頭目に建文帝親子を目撃されてしまう。しかし鄭和はぐう聖だが、永楽帝も憎めない暗君といった感じがしてきた。2019/12/06
毎日が日曜日
4
★★★★2019/12/02