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内容説明
鄭和は航海で、失くしたものを取り戻す。
朝貢貿易の任を帯び、南洋諸国へ艦隊の針路を取る鄭和。
次の寄港地は、温暖で色彩豊かな島国・爪哇(ジャワ)。
土着民、漢人、アラビア商人・あらゆる人種が行き交う地にて
鄭和が遭遇した“新たな人種”とは。
明国から離れ、本格的に始まった航海を続けていく中で
鄭和の「生きる指針」が明らかに――――
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
22
爪哇(ジャワ)で鄭和は教えられる。交易の本質を。「われらは欲に弱い(略)味のよい果実、香りの強い実や草々もわれらを酔わせる…それらを船で運ぶことは欲望に利用されているのだと思うがいい。欲望が人を動かして際限なく広まっていくのだ」鄭和にそれを教えるのは、猿だ。この大いなる皮肉を、しかし星野之宣はファンタジックな寓話で終わらせない。そこにきちんと学説を添えるのだ。鄭和が信仰を捨て、男を捨て、旅をする目的が明かされる巻でもある。2019/08/01
サケ太
19
明かされた鄭和の過去。棄てられた信仰。凄絶な男の半生。船旅は不穏な気配が漂う。それでも進む自分を取り戻すための戦い。やはり面白い。2019/08/09
緋莢
14
爪哇(ジャワ)に到着した鄭和たち。昔からの土着民、明の海禁政策に反発して、移り住んだ交易商人ら漢人、そして、アラビア商人。この三種類の人種が暮らす爪哇。特にアラビア商人たちは回教徒(ムスリム)ですが、鄭和は、彼らに信仰を棄てたと宣言。後半の過去の回想でその理由が明らかになります。子宝を授ける猿神に助けられた鄭和。その猿神が語った「欲望が人を動かして際限なく広まっていくのだ。 運ばれたものが不幸のタネとなることもあろう…」というもの。未来を暗示しているわけですが(続く2019/09/08
笠
5
3 新刊読了。ジャワ(インドネシア)でのアラビア商人との邂逅を経て、かつてイスラム教を棄教した主人公の過去の回想。普通に一生かけて皇帝に復讐を誓ってていいくらいの過去なのだが、本当に復讐心はなくて、人の助けになることが人生で失ったものを取り戻すことだという。どんだけ聖人なんだよ。正直、人間味がなさすぎて魅力を感じないが、まぁあまりキャラクターがどうこうという作品でもないか。巻末のインタビュー的な部分で、作品に関して作者が描くのが苦痛的なことを述べていて、すげぇ正直だなと思った。2019/08/10
毎日が日曜日
4
★★★★2019/08/03
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