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内容説明
代役専門の天才役者にして大泥棒! 正体不明の七色いんこは初日直前に主役が降板した「ハムレット」。困り果てた舞台監督はわらをもすがる気持ちで七色いんこに連絡を取った。演劇界のもっぱらの噂で、正体不明ながら代役専門の腕のいい役者だというのだ。翌日、稽古場に現れたのはみすぼらしい田舎風の老人で…。「ハムレット」他、名作演劇を下敷きにした6編を収録。(演劇解説 西村博子/辻真先/辻啓子)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Nyah
9
お芝居の代役専門七色いんこ。芝居中にお客の金目のものが奪われる。 図書館にあったので何となく借りた。手塚治虫さんはブッダと火の鳥、ブラックジャックを読んだけど、これは記憶にないし。2020/02/16
イリエ
5
名作の案内本として。「修禅寺物語」「どん底」は原作未読なので、ぜひチャレンジしたい。2016/11/01
FK
1
「演劇ロマンコミックス」と編集者が付けているように、古今の名作を土台にして手塚流の味付けがなされている。面白いのだが、もし原作の脚本を読んでいたり、芝居を観ていたらもっといいだろう。 主人公の青年は俳優の道を歩みたかったが、親に許されなかったということのようだ。ただ皮肉なことに、仮に俳優の道を歩んだとしても、彼は「天才的な代役」でありえても、個性ある一俳優あるいは名優にはなれなかっただろうということを予感させる内容になっている。 2016/04/27
かお
1
女の子がみんなかわいい…演劇の知識もついて楽しいです。手塚治虫先生の知識量すごいなぁ…!2013/06/26
三丁目の書生
0
全七巻を少しづつ読み、ついに読破。(1年近くかかったか?) 所々忘れてしまった部分も。 読んだことない方は、第一話「ハムレット」と最終話「終幕」だけでも読まれたら、 この名作のいい所どりを味わえます。 最後、いんこはどうなるのでしょうか? あと、最初、いんこは鳥の助手を飼っていましたが、いつの間にかいなくなっていました。ウィキペディアでも記述はありません。 少年チャンピオン・コミックス版では、各話冒頭に、モチーフとなった演劇の解説があります。2015/05/04
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