にっぽんツバメ便り

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にっぽんツバメ便り

  • 著者名:宮本桂
  • 価格 ¥1,485(本体¥1,350)
  • カンゼン(2019/10発売)
  • ポイント 13pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784862554864

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内容説明

日本に春を告げるいちばん身近な渡り鳥「ツバメ」
身近だけど、意外と知らないツバメのかわいい姿と生態を紹介!

日本で過ごすツバメたちに13 年前から毎年カメラを向け続けてきた宮本桂さんの美しく活力に満ちた写真を通し、その未知なる横顔に迫ります。
またそれら珠玉の写真群に加え、ツバメ基礎知識や雑学、ツバメ研究やツバメとの共存のための活動に取り組む方々のお話なども紹介。

ツバメの敵かたきとして冷たい視線を浴びがちなカラスの研究者としてもおなじみの松原始さんによる解説まで、さまざまな角度からいまどきのツバメ事情をひもといていきます。
手にとっていただいたあなたがツバメを含む身近な自然とさらなる関係を結ぶ一助となることを祈りつつ──。
これまでになかったツバメ解説書、ぜひ一読ください!


【目次】
◎巻頭スペシャル ツバメが来た日

◎PART1 ツバメスタイル
ツバメの外見を写真でじっくりチェック
前から/横から/後ろから/上から/下から/体色(模様)/飛行

◎PART2 ツバメ基礎知識
いちばん身近な渡り鳥 ツバメってどんな鳥?/最もポピュラーな種類「ツバメ」はこんな鳥/日本にいる4種類のツバメの仲間たち/ツバメの体の特徴 スズメと比べると…/繁殖のためやってきた日本での過ごし方/巣立ち後の幼鳥たち 秋の渡りで越冬地へ/南の国での過ごし方 世界のツバメたち/日本で古来、ツバメが愛されてきた理由/知れば見えてくるツバメとのつき合い方

◎PART3 ツバメライフ
ツバメの一年を追う
飛来/採餌/水浴び/羽づくろい/ナワバリ争い/威嚇/ラブコール/巣材収集/営巣/ヒナの成長/給餌(巣内)/巣立ち/給餌(巣外)/幼鳥の日常/就寝/換羽/渡去

◎Special Interview
写真担当 宮本桂さん聞くツバメとの出会い、魅力あふれる写真の秘密

◎PART4 ツバメ周辺情報
もっと知りたい! ツバメのこと

◎Key Person Interview
国内外で精力的に活動する若手ツバメ研究者 長谷川克(総合研究大学院大学 特別研究員)
ツバメと人が共存できる街作りに尽力 神山和夫(NPO 法人バードリサーチ 研究員)

◎TOPICS MAGAZINE『 BIRDER』編集長に聞く

◎解説 ツバメの飛ぶ空 松原始

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

112
もうツバメは見られる時期になったけれど昔と比較するとわが町では絶対減っているなあ。家の軒先や物置によく見られてが日本の住宅の構造も変わってきたせいもあるのだろうか。ツバメの飛ぶ姿は夕暮れ時の田んぼには見られるがこっちも田んぼ自体が減ってきている。スズメもツバメもまさか絶滅危惧種とはならないと思っていてもそのうち・・・・野球の燕のほうは元気ですね。図書館本2022/05/21

☆よいこ

63
ツバメは日本で繁殖し、冬を前に南の国へ戻っていく「夏鳥」。人家に巣を作り、ヒナを間近で観察できるため人気がある鳥だが、その生態はよく知らない。豊富な写真でツバメの様子がとてもよくわかる。近年のツバメ研究について専門家のインタビューあり。和名の由来、伝承や逸話もある。ツバメ関連の本の紹介あり、オスカー。ワイルド「幸福の王子」、橋本治「つばめの来る日」。▽前から後ろから、横から上から下から、全方向からのベストショット!鳥の姿をこんなにきれいな写真に収めれるなんてすごい。2019/08/29

帽子を編みます

57
ツバメ好きな方、是非手に取ってください。ドアップショット、空中遊泳、ひなの集合写真、胸キュンです。表紙の写真、頭部が青みがかって見えます。構造色といって光の波長、微細構造により発色するようです(シャボン玉などが代表的)。黒、白、赤の見事な配色、スッキリしたスタイル、ツバメは美しくかわいらしいですね。2023/05/21

たまきら

48
ツバメは大好きな鳥ですが、ミツバチを飼っている人間にとってはちょっと困った鳥なのよね~。でも、人の住むところに寄り添って暮らすこの美しい鳥の営みを見ていると、優しい気持ちになります。昔インドネシアで見たツバメたちの姿の美しかったこと。なんであんな美しいところからわざわざ北上するのかなあ…。読み友さんの感想を読んで。2022/05/29

booklight

43
ツバメは採餌も空中で行うから、いつも飛んでいる姿しか見ない。なので写真でじっくり見られてうれしい。背中が構造色でメタリックな割に、全体的にたわしのようなぼさぼさな毛並みでちょっと愛らしい。特徴的な燕尾やスマートな羽も、長距離や急な方向転換に特化しているからで、足は小さくて歩くことはあまり得意ではない模様。この本では愛が突き抜けて、かわいくない話や写真まででてきているが、それもご愛敬。人の近くで営巣して子育てを見せてくれるという意味では、スズメやハトやカラスよりも人に近しい鳥。ずっと見ていたい。2021/05/22

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