ひとりで生きる 大人の流儀9

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ひとりで生きる 大人の流儀9

  • 著者名:伊集院静【著】
  • 価格 ¥825(本体¥750)
  • 講談社(2019/10発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065176467

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内容説明

一人で生きることを自覚せよ、と言っても、そう簡単にできるものではない。泣く雨の夕暮れも、一人で膝をかかえて星を見上げる夜半もあるであろう。孤独というものには、やるせなさがどこかに隠れている。なのに一人で生きようとしている人には、家族、兄弟姉妹、仲間、同僚、友と日々、逢ったり、連絡を取り合って、普通に生きている人たちには、ないものがある。あの潔さに似たものは何なのだろうか? ひとりで生きることは、一見淋しいものに思えるが、実は美しい人間の姿であるのかもしれない。――伊集院静シリーズ累計195万部超の大ベストセラー第9弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

190
伊集院 静は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。大人の流儀シリーズも読み続けて、第九弾まで来ました。ひとりで生きられるようで、一人では生きられない。今回は、バカ犬ノボ君が目立っていました🐕今後も、本シリーズを読み続けて行きます。 2019/11/19

おしゃべりメガネ

121
シリーズ最新刊の第9弾です。さすがにここまでくると、書いてあるコトが似たり寄ったり感はあるかなと。それでも今作はこれまで以上に私の大好きな「家人」が、割りと登場してくれました。相変わらずクールさ全開で、楽しませてくれます。愛犬ノボ君もかなり老齢化してますが、まだ?元気なようです。でも、ノボ君がいなくなったりしたら、作者さんのロス感、ハンパないんだろうなぁと。作者さんにはこれからも大人の雰囲気漂う素晴らしい作品を書いてほしいと思います。本作に出てくる執筆中の久しぶりとなる恋愛小説がとても楽しみになりました。2019/11/30

さと

63
私が伊集院氏の作品を読みたくなるのは、なぜか前向きになれなくて、大丈夫だと思えなくて、ため息一つつきたくなる時なんだとこの頃わかってきた。ため息をつくことさえ我慢しそうになる時、湧き出る感情や妄想を全部吐き切っていいんだと思える。決して彼は優しく慰めてなどくれないが。彼の父親が妻の願いを叶えるべくぎゅうぎゅう詰めの列車に乗り上京する際、富士山を見せてやりたくてスペースを作ってもらえるよう頼む姿、東京まで母を抱き続ける姿…伊集院氏を頼りたくなるのはその両親の愛が彼の中に脈々と息づいているように思うからだろう2021/11/09

ω

53
私は伊集院先生の小説を読んだことがないω この本の中でも「女子供」とかキャスターを「人間の中で最悪最低のアホ面」と平気で言うし、めっちゃ怖い爺さんだな〜と思いながら、一文で心を鷲掴みにする説得力みたいなのは凄い。ちょっと怖いけど、小説読んでみようかな…2021/11/23

おせきはん

26
「ひとりで生きる」という題ですが、どちらかと言うと、他の人々との関わりの中で自立した存在として生きていくことについて語られていました。年老いた愛犬ノボにまつわる話が多く、ほのぼのとした感じがしました。2019/10/24

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