大人の流儀

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大人の流儀

  • 著者名:伊集院静【著】
  • 価格 ¥825(本体¥750)
  • 講談社(2016/07発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062169424

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内容説明

苦難に立ち向かわなければならないとき。人に優しくありたいと思ったとき。どうしようもない力に押し潰されたとき。自分のふがいなさが嫌になったとき。大切な人を失ってしまったとき。とてつもない悲しみに包まれたとき。こんなとき、大人ならどう考え、どう振る舞うのだろう。二十歳で弟、三十五歳で妻・夏目雅子との死別を体験してきた作家が語る、強くやさしく生きる方法――。シリーズ累計140万部の大ベストセラー第一弾!

目次





愛する人との別れ~妻・夏目雅子と暮らした日々

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おしゃべりメガネ

164
前から読もう、読もうと思ってはいたものの、なかなか読み始めるタイミング?を逸していたエッセイです。タイトルがまずシビれます。この後、シリーズ化され、今も継続中ですが、書いてあるコトのひとつひとつがとにかく'深い'です。正しい、正しくない云々ではなく、こうと決めたらこう生きるという、ブレないダンディズムがカッコよすぎです。時折出てくる「家人」こと奥様がまたサバサバしていて頼もしいです。最後に夏目雅子さんとのコトが綴られており、なんとも言えない雰囲気が伝わる文章でした。自分の'流儀'を一つでも学びたいですね。2019/11/09

mukimi

117
audibleで。寝る前に聴くと落ち着くのは意外な効能だった。職場の部長くらいの還暦のおじさんの話を、お酒の席で、くすくす笑いながら、ふむふむ頷きながら、時に涙しながら、聴かせてもらっているような感じ。説教臭さもあるが若者への愛がある。こういうおじさんは若者の話もなんだかんだ聴いてくれるんじゃないかと思う。若い頃はかなり尖っていて情熱的で傷だらけになったけど歳を重ね少し丸くなった優しさのようなものを感じる。続きもかなり長いようだけど少しずつ読んでいこう。2022/10/16

きさらぎ

115
子供のように無邪気なところやカワイイ一面を持つ大人は好かれるが、子供のような子供ではダメだ。いざという時、大人でなければ。人が窮地にある時は自分を差し置いても手を差しのべたり、掲げる目標は理想ではなく実現可能なレベルであったり、人生は総じて割に合わないものだからと平然と受け入れて生きる。やっぱり私は昭和の男が好きだな(笑)  25年の歳月を経て夏目雅子との出会いから別れまでも書いている。親しい人との別れは自分の無力さを思い知るが生きていればいつか亡くなった人の笑顔を見るときがくる、哀しみにも終わりがある。2017/10/15

ふじさん

109
伊集院静は、私と年齢が同じだ。だが、育った環境や生き方の違いから、若い頃には彼の本を手にすることはなかった。10年位前に、偶然手にしたこの本がきっかけで彼の本を読むようになった。何故か、飾り気のない淡々とした、彼の語り口に惹かれたのだ。何度となく読むが、読むたび新しい気づきや心に響くものがある。彼は、蘊蓄を語ることを嫌っているが、私も同感、大人目線で語られているが、読み手に対する優しさがある。何度読み返して飽きない。「愛する人との別れ」も、亡き妻・夏目雅子への愛を感じる文章でなかなかいい。2023/05/30

かずー

101
伊集院静のエッセイ。大人とはこうあるべきであると強い口調で言い切る姿勢は尊敬できる。強い男なんでしょうね。ギャンブルで借金を作る、喧嘩をするなど駄目な所があり尊敬できない。墓参りに対する姿勢などは理解できたた。本当の大人への道のりは険しいと感じた。 最後の夏目雅子に関する話は感動した。2020/10/01

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