月に吠えらんねえ(10)

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月に吠えらんねえ(10)

  • 著者名:清家雪子【著】
  • 価格 ¥712(本体¥648)
  • 講談社(2019/04発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065151822

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内容説明

小説街の龍くんの勧めで□街へ向かった朔くんが見たものは変貌した詩人たちの町。白さんは「ひのもと」との接触で□街を管理し守る神と化していたのだった。縊死体の謎を解くため白さんに会おうとした朔くんだったが、再会した二人に起こったこととは。最新10巻、物語はついに核心へ!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぐうぐう

22
愛国心を消すことは、日本という産土への想いを消すことになるのか。作家達は(正確には詩歌俳句のキャラクター達なのだが、だからこそ、自らの存在意義を賭けて、彼らは)激論を交わす。「愛国心と戦意高揚は不可分のもの だから『過ちを繰り返さない』ために国家への愛着も否定する 心情としては自然な流れでしょう いつの時代も大衆の判断基準は論理的根拠ではなく心情と空気の流れです 他との同調に長けた日本人の美徳は手頃な感情による同調圧力の醸成へと容易に繋がる(つづく)2019/10/12

えも

21
遂に核心に迫ってきたようです▼詩人にとって詩とは何か? 詩的感性の根本に存在する、郷土への思いと、愛国心や戦争賛美との折り合いは?▼この巻で終わっても不思議じゃないほどの急展開。次巻はどうなってしまうのでしょうか?2019/05/05

かやは

9
朔と白がエッチなことになっていましたが私にとっては犀の泣き顔が一番興奮しました。頼むからもう少し出番を下さい・・・後生ですから・・・マジで・・・2019/04/24

さとみん

8
もはや目的地どころか現在地すら見失いつつある。ただ詩人たちの議論で見えてきたのは、戦意高揚詩への後ろめたさの濃淡と戦争の結末を己の目で見たかどうかの断絶。そして孤独と愛と世界との繋がり方。57話のラストは「私たち」の娯楽だと思えて背筋が冷たくなった。2019/04/24

5
ここで「月に吠える」かあ。堪らんね。感情を揺さぶられ過ぎて、気持ちが悪い。後半、目に見える形で情交が描かれるけど、本格的にエロいのは前半。それを目的とした作品郡のどれよりもエロい。かーっ!後半は、喜びと背中合わせの虚しさが前面に押し出されている感じがして、ラストコマのミヨシと同じ顔になる。詩って奥深いなあ。ドMで。2021/07/01

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