内容説明
ありがたいお経をいただきに,天竺めざして旅立つ玄奘三蔵.しかし,たちまち2人の従者は妖魔につかまり頭から食われる始末.苦難の道へ心細く踏み出すその時,聞こえてきたのは「お師匠さまが来たぞ!」というばかでかい声.それは,お供をすべき取経僧を待ちわびる孫悟空のよろこびの叫びなのでした.新訳.(全10冊)
目次
目 次
第十一回再生を得て唐王 善果に遵うこと孤鬼を度い蕭う 空門を正すこと
第十二回玄奘 誠を秉って大会を建くこと観音 象を顕わし金蝉を化すこと
第十三回虎穴の難にて金星 厄を解くこと双叉の嶺にて伯欽 僧を留ること
第十四回心猿 正に帰すこと六賊 踪も無きこと
第十五回蛇盤山にて諸神 暗に佑けること鷹愁澗にて意馬 たづなを収めること
第十六回観音院の僧 宝貝を謀取すること黒風山の怪 袈裟を窃掠すること
第十七回孫行者 黒風の山にて大鬧すること観世音 熊羆の怪をば収伏せること
第十八回観音院にて唐僧 難より脱出すること高老荘にて行者 魔をば退治すること
第十九回雲桟洞にて悟空 八戒を収めること浮屠山にて玄奘 心経を受けること
第二十回黄風の嶺にて唐僧に難が降ること山中の半にて八戒が先を争うこと
訳 注



