内容説明
2009年9月の刊行開始から10年、ついにメニー・メニー・シープの人類の運命が決着します。万感の最終巻、よろしくお願いします。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ひさか
91
2019年2月ハヤカワJA文庫刊。書下ろし。シリーズ17冊目。最終巻。宇宙の意識あるものたちの繁栄、拡散、めぐり逢い、せめぎ合いと大団円。うまくまとめました。凄い。第40回(2020年)日本SF大賞受賞おめでとうございます。2020/05/11
とろとろ
85
あとがきに、この話は完結まで10年かかった、とある。長期にわたって、よくモチベーションが保てたものだと思う。最後は急ぎ過ぎるほど理想の大円団で終わったけれど、あれこれ突っ込みたくなる部分もあった。こういう話に本1冊分も使っての性描写は必要か。登場人物の個性が強すぎて話の本筋が矮小に薄っぺらに感じてしまう。他の宇宙人が突飛すぎて想定不能。冥王斑を解決するだけの科学的先進性があるのならドロテアに対処する方法も、超新星を作ってしまうという過激な発想は無いでしょう、など。まっ、でも終わりよければ全てよし、…です。2019/05/28
なっぱaaua
82
読み終えた。2012年にこの小説に出会い、出る物語を心待ちにしていたので、何か一時代が終わった気がしてしまう位脱力している。凄いSFだった。凄い物語だった。凄い性愛の話だった。宇宙を巻き込んだ多様性の話だった。生きている間にこの物語に出会えたことを感謝したい。「銀河英雄伝説」以来の完全読み直しをどこかのタイミングでしたい。より理解が深まると思う。「青葉よ、豊かなれ」あぁそういう事なんだね。読んだ方と語りたい。語りたいけど読んでない方には読んでもらいたい。小川先生には感謝の一言です。終わってくれて有難う。2019/03/07
かのこ
61
怒涛の勢いで読んだ初読みではわからなかったこと、忘れてしまったことを意識して再読は時間をかけて読んでみた! ラゴスの求めるものとか断章の意味とかようやく少しだけわかった気がする…。 遠大な宇宙の中で小さな星の一人の人間の頭の中でこんな物語が生まれることこそ生物の神秘。 「青葉よ、豊かなれ」他者の幸福を心から願う気持ちが宇宙にずーっと残りますように。2020/10/10
夜長月🌙
56
全17巻を読み終わりました。最後の章の場面は2019年の東京で、出版されたのも同じ時期です。翌年の2020年にCOVID-19という冥王斑もどきが大流行するとは思ってもいなかったでしょう。リアルタイムに読まれた方々は恐怖したのではないでしょうか。全ての戦いが終わった後、病にかかったことや生まれた国や肌の色などで差別することの愚かさと共に、それは容易には決して無くならないという事実が重くのしかかります。2026/01/30




