内容説明
西暦2499年、人工宇宙島群スカイシー3で遭難した《救世群》の少女イサリは、《非染者》の少年アイネイアに助けられた。二人は、氷雪のシリンダー世界を脱出するための冒険行に出発するが――。一方、太陽系世界を支配するロイズ非分極保険社団傘下の、MHD社筆頭執行責任者ジェズベルは、近年、反体制活動を活発化させる《救世群》に対し、根本的な方針変更を決断しようとしていた。大いなる転換点を迎える第6巻前篇
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みっちゃん
103
ついに「イサリ」という名が出てきた。救世群の議長の娘として。彼女と運命の出会いをしたのはセアキの姓を持つ少年。健気な彼女の姿と第1部の出来事を重ねると胸が痛くなる。ラストにあの種族が登場して、いよいよメニーメニーシープの世界の役者が揃った!という感じだけれど、救世群が手に入れた恐ろしい「武器」で太陽系にはどえらい事が起こりそうな胸騒ぎが…タイトルが「宿怨」だし…巻末の年表と用語集がとてもありがたかった。あまり間をあけずに次を読みたい!2014/05/01
ケンケン
85
やっと役者達が揃い、顔見世興行の幕が開き始めた巻でした。林檎、良かったね♪ ダダーのノルルスカイン、ピンチ!!そして、《穏健な者》ことカルミアンは飴の裏に隠している鞭・本来の目的とは一体なんぞや‥またしても気になる終わり方するな~(笑) 2013/05/11
夜長月🌙新潮部
54
ここに来て、巻末に年表とキーワード集が付いています。おおいに助かりました。さて、いつの時代も止まぬ人類の勢力争いの中、この世でもっとも善意と前向きな気持ちを持った集団はガールズスカウトやボーイスカウトということでしょうか。しかし、何もかもがダダーの掌の中というのには違和感があります。これからの展開が楽しみ。2025/05/05
akira
39
天冥第7段。 これまでの全てを巻き込んで、大きな動きがある本巻。まずは、その序章。 冥王班による対立の構図。結集する各勢力。これまでのエピソードが繋がり始める。スペースオペラに、パンデミックに、ディストピア。もう、とにかく楽しみなSF要素しかない。 大好きだったⅡ<救世群>の二人の友情が、しっかりと意志として受け継がれていることに、またブルっときた。大勢に流されない眼を持った彼女。彼女自身がキーとなるのか。 「そうだよ…。あたし、恨みってわからない。恨みって、なに?」2013/10/22
いおむ
32
こ、これは何年かかっても再読しないとアカン!^^;2022/10/31
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