内容説明
カドム、イサリらは、ラゴスの記憶を取り戻すべく、セレスの地表にあるというシェパード号をめざしていた。しかし、セレス・シティの廃墟に到達した彼らを、倫理兵器たる人型機械の群れが襲う。いっぽう新民主政府大統領のエランカは、スキットルら《恋人たち》の協力も得て、《救世群》への反転攻勢に転ずるが――
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みっちゃん
103
うお〜っ!!新刊を待って待って、でも年末の慌ただしさに一気読みが出来ず、だけど、色々な謎が明らかになっていくように感じていたら、最終章【断章 六】でどっか〜んと爆弾を落とされた気分。改めて表紙を見ると、鳥肌がたつ。「解ける、きっと解ける、この因縁は。僕はそう信じている。〜見ていく。メニー・メニー・シープのあいつらを。」ノルルスカインの言葉と小川先生を信じて、どこまでもついてゆく。2016/01/01
ケンケン
89
(449冊目)読み出したら、止まらなくなり一気に読破。スゲーよ、このシリーズ!! 多く謎が解けたと思っていたが、断章6で「そんなものは、氷山の一角だー!」っと突き放された感が凄まじい。 装丁のイラスト、そんな壮大な啓示だとは…うーん、みんな(人類)どうなっちゃうんだよ~ホントさ。 帯文「世界の真実はどこに?」まさに、この言葉に尽きる(¯―¯٥) Part2は、2016年春刊行予定と書いてあるが、ホント早く出して下さいよ~小川さん!!2015/12/28
鐵太郎
56
そうだったのか。ハーブCの秘密も救世群の謎もある程度わかったと思ったら、実は・・・だったとは。しかもこの凄まじい展開も新たな世界の展望もたくさんの謎が解けたと思ったことも、 「・・・の波乱に満ちた冒険の記録も、ほんのささやかなきらめくかけらでしかない。百ものかけらのひとつだ。(P311)」 ときたもんだ。畜生め。さあ、PART2では何が暴かれるのか。最終巻ではどんな世界が広がるのか。ライフワークにふさわしい超大作ですね。お見事。2015/12/31
夜長月🌙新潮部
52
進化レベルがあまりにも違う生命体が交錯しています。イサリやカドムに共感するとともにヒトではないラゴスにも強い仲間意識を持てます。翻って異星人であるカンミアや意識流であるダダーが大きく優位にあるとしても彼らのようになりたいとは思えません。ラストで明らかになるあまりにも大きな文明度の発展の違いはカルダシェフ・スケールそのものでしょう。2025/07/20
ポルコ
47
ダダーが出てくると、途端にスケールが大きくなる。セレスという一天体でウゴウゴとがんばるカドム、イサリ、ラゴスら一行の地表側と、どこまでもどこまでも遠望へと視点を広げさせるダダーの回。人間、咀嚼者、カンミア、恋人たち、各々の目的が錯綜しすぎて、あまりにも風呂敷を広げすぎでは?一体どこへ帰着するのか、もうどこまでも連れて行ってくださいという気分。楽しいけど。2025/04/29
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