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内容説明
中学2年生の義男は、友人を馬鹿にした同級生に殴りかかる。担任教師からは責められるが、自分の信念を曲げずに生きていこうと心に誓うのだった。しかしその時、共に暮らす老犬・ジョンに異変が起き…。そして、時は現代へ。新人看護婦・佐藤が担当した少女・真弓。手術から約3年半、身寄りのない彼女は長い入院生活を送っていた。ある日、真弓のもとに一組の夫婦が訪れる。血のつながりを超えた家族の絆とは――。第15回文化庁メディア芸術祭〔マンガ部門〕審査委員会推薦作品に選出された、実在する一人の医師と、その「仲間(かぞく)」の物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tomohiro Yaegashi
3
呼吸不全、嚥下機能障害、歩行障害、構音障害もみられる真弓ちゃん。両親から見放され3年も入院生活を送っている。病院の中ではなくあたたかい生活の中に入っていく事が真弓のためにも最良だと考えている義男先生は、児童養護施設など各方面を一所懸命受け入れ先を探すが、施設は子供を選別している体をなしどこもまともに取り合おうとはしない。義男先生とともに私も泣いた感動の顛末。2014/06/17
ハル
2
日本の里親登録はほとんどが家系の跡取り目的であるのが実状だが、アメリカ等では神様が授けてくれたと考え障害児も積極的に受け入れる崇高な宗教観が根ざしており、大きな相違がある。今回は脳腫瘍疾患の子どもを題材にしていたが、日本にもこんな純粋な気持ちの里親がいて、その家族の一員として迎えられたことに安堵させられた。巻末のインタビューに成長した姿を見ることができたが、気管切開を見ると、以降にも愛情を受けながらも苦労してきたことがうかがわれ、改めて家族とは何なのかを考えさせられる内容でした。次号の来春が楽しみです。2014/05/15
SNOOPY
1
少年時代と、医者になってからのダブルの世界が見れるので、飽きずに読めました!2019/03/06
森山洋輔
0
犬の死に共感。辛いだろうな2022/03/01