内容説明
如月庵は上野広小路から湯島天神に至る坂の途中にある、知る人ぞ知る小さな宿だが、もてなしは最高。気働きのある部屋係がいて、板前の料理に舌鼓を打って風呂に入れば、旅の疲れも浮世の憂さもきれいに消えてしまうと噂だ……。 そんな如月庵の離れに、謎の人物が逗留しているらしい。離れは女中頭の桔梗がつきっきりで世話をしているが、どうやら桔梗の過去にも関わりがあるようで……。 大好評お江戸人情シリーズ第2弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
111
湯島天神坂 お宿如月庵へようこそ 「三日月の巻」ほっこりとさせてくれるお宿ですね、梅乃さんと紅葉さんのコンビが良いですね。2021/03/20
やま
106
お宿如月庵へようこそ 湯島天神坂2作目 2018.12発行。字の大きさは…字が小さくて読めない大きさ。 おからはきらずというけれど、母の味は小茄子の漬物、犬好きに悪人はいない、女の幸せは男次第?の4話。 梅乃が、噂の隠れ宿・如月庵で部屋係として奮闘する物語です。 此度は、仲居頭桔梗の幼馴染の浜中藩の染井忠輔が、浜中藩の嫡男・守継様を攫って如月庵に泊ったことから、桔梗が20年前に藩のお家騒動で父と兄が切腹し、母は病で亡くなり一人で江戸へ出て来たことが分かります。🌿続く→ 2020/12/14
おしゃべりメガネ
79
シリーズ第2弾。キャラが確立してるので、すいすいとストーリーに集中し、展開していきます。隠れ宿『如月庵』の部屋係として働く「梅乃」もだいぶ仕事に慣れてきて、それなりに1人でも務まっているようです。相棒「紅葉」がとにかく最高ですね。ちゃらんぽらんなようで、実はなかなかシリアスでしっかりとした一面をみせてくれます。本作は仲居頭の「桔梗」の謎につつまれたキャラにせまります。クセモノ揃いのチーム『如月庵』の面々、それぞれ個性的でありながら、人情もあり、こういうメンバーで働けたら幸せなんだろうなぁと思いますね。2025/01/31
タイ子
61
シリーズ第2弾。久しぶりに読むので登場人物たちをうろ覚え。そうそう、そうだった、そうだった感あり。湯島にあるちっちゃなお宿だけど、そこで働く人たちの有能な事。でも、ちょっとおせっかいなのが玉のキズ。おせっかいでなきゃ、この物語は進まないので人情深いほどよろし!来宿の人は商家の大旦那、女将さん、訳ありの藩の若殿。今回も中居たちが客人の胸のつかえを取り除くため奮闘。ほっこり読ませてスッキリさせてくれる隠れお宿の物語。2019/01/26
はにこ
47
如月庵には今回も悩みや秘密事のあるお客様達が。それを梅乃、紅葉コンビをはじめとして従業員達がお出迎え。ちょっとおせっかいすぎるけど、お客様のことを一生懸命考えていて健気だわぁ。今回明らかになった桔梗の過去。従業員達にも隠された過去がありそうだねぇ。杉治とか、ただの料理人ではなさそう。2021/03/21
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