内容説明
平凡社ライブラリー創刊25周年企画、待望の『中世思想原典集成』ライブラリー版(全7巻)刊行開始。第1巻は元集成第1~3巻よりギリシア教父・ビザンティン思想を精選。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
roughfractus02
8
イエスの弟子を直接信仰したギリシア教父は、イエスの言葉をギリシア語に訳して聖書を編み、正典化されたユダヤの教義も旧約として取り入れつつ、プラトン哲学の諸概念にキリスト教の概念を当てはめ(クレメンスのキリスト=ロゴス)、アリストテレスの分類に沿って、師の教えをギリシア的に体系化した。ローマ帝国の迫害から国教化、そしてローマ自体が崩壊へと向かう時代、ギリシア教父は教会をハブとし、教義を厳密化して異端を排除するネットワークを構築する。その中で、初期の霊性の神秘に関する思索は、ビサンティン(東方)に枝分かれする。2020/03/13
fujisawanorio
0
クリスチャンですが。クリスチャンでなくても恵みが沢山ある本。天地創造からみことばの受肉まで様々なことをまなべます。2019/02/20