化物語（３）

著者名：西尾維新【原作】/大暮維人【漫画】

講談社（2018/11発売）

• ISBN：9784065133132

内容説明

八九寺真宵。阿良々木暦が出会ったその小学生は、いつまでも目的地に辿り着けずにいる“蝸牛”の迷子だった。「コイツを無事に送り届けるのが、僕の役目だ」想いが風化し劣化してしまわぬうちに……。西尾維新×大暮維人で贈るこれぞ新たな怪異！ 怪異！ 怪異！　燦燦と、想い射しこむ〈物語〉！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ゼロ]

「まよいマイマイ」を収録。表紙は色っぽい大人の羽川ですが、目玉としては6ページをのひたぎの告白シーン。ひたぎは、暦が誰彼構わず助けるお人好しという認識の上、告白をしているのがわかるのが良いです。暦から告白された時には、しっかりと女の悦びがありました。3巻になり、表現力が上がったのかコミカルなシーンや病んでるシーンが上手くなりました。美麗な作画だけではなく、あらゆる表現が可能になり、画集だけではない漫画となっています。目に見えてるものだけが真実ではないは、１つの教訓であるのでしょうね。

2019/03/07

[exsoy]

まよいマイマイ終わり。色んな要素が怪異の暗示してたんだなー。

2018/11/24

[眠る山猫屋]

原作より巧いなぁと感じてしまった三巻。特に戦場ヶ原ひたぎからの「I love you」と阿良ヶ木暦からの「流行るといいな。戦場ヶ原蕩れ」の場面には、文章では伝え切れない可能性を感じた。凄いなぁ。阿良ヶ木くんの無邪気な優しさと、そこを含めて全てを受け入れる戦場ヶ原さんの気持ちの強さ。そして羽川委員長・・・。戦場ヶ原さんと羽川委員長の思いのぶつかり合いはちょっと怖いものがある・・・。

2019/02/05

[ナギ]

まよいマイマイ編。羽川が誰とも等しい距離感をとろうと感じられるところは皆に平等だが、主人公も平等に救おうとする辺りが似た者同士ではあるが、戦場ヶ原のように踏み込んでこない部分が恋人とそうでないとを分けたのかなと思う。

2021/11/07

[レリナ]

圧倒的画力。まよいマイマイ編完結。週間でこのクオリティは流石と言ったところ。次巻からは新章。マンガ独特の表現で作品の魅力が伝わってくる。大暮先生の本領発揮。これからもこのマンガを買いたくなる出来。アニメとはまた違った楽しみ方ができる。大暮先生の絵がこの作品には合っている。キャラが魅力的に描かれているので、化物語の魅力を存分に引き出せていると思う。次巻に期待。

2018/11/20