内容説明
児童心理2018年12月号
特集 一人でいたい子
一人の時間の中で育つもの――孤独とその裏側 西平 直
一人でいる子は問題なのか?――多様性を認める社会と個人の尊重 小川仁志
一人を楽しむ子どもの心理とその深み 永井 撤
「みんな一緒に」を求めすぎる日本の学校教育――内在型集団主義文化の功と罪 古賀正義
クラスの「空気」の圧力と学級風土 伊藤亜矢子
◆一人でいたい子の気持ち――理解とかかわり
「自分のペースでやりたい」――一人でいることの意味 中原美惠
「友だちなんかほしくない」――友だちづくりの悩み・迷いに寄り添う 小沼 豊
「グループにいたいけど、いたくない」――ピア・プレッシャー 高見友理
「ボクの・ワタシの部屋に入らないで」――思春期の親離れ 瀬戸美奈子
「仲間に入れてもらえない」――集団からはじかれる 中井大介
一人でメディアと過ごす時間・空間が好き――子どもとゲームを考える 水國照充
不登校の子の一人時間の意味 丹 明彦
子どもが「一人でいる」ことを心配する親へ 塩崎尚美
◆個々の思いを大切にする学校
一人でいたい子の居場所づくり――学級経営の工夫 漆澤恭子
自分と向き合う空間・時間をつくる――授業、休み時間、給食や清掃、個別懇談 古谷雄作
豊かな内面世界を伸ばすために――和顔愛語で「感性」を育てよう 吉見和洋
学校行事への参加を渋る子への配慮――「つながっている」ってどういうこと? 大久保敬現
個を尊重する欧米の教育――イギリスの場合 小松郁夫
一人の時間と空間を愛した偉人たち 熊谷高幸
【連載】
赤ちゃんポストのいま 第2回
身元を明かさない出産――匿名出産から内密出産へ 柏木恭典
学校外の子どもの今
〈子どもの本専門店から 2〉
子どもたちと旅に出ること(その2) 増田喜昭
窓 久美沙織
教室のスケッチ 具志堅太一
今月の本棚
『情報モラル教育』/評者・小泉令三
『病気の子どものこころの世界』/評者・三宅理子
編集後記 有村久春