内容説明
夢屋に誕生した新しい命。おたねは娘に、夢が叶うようにと、「おかな」と名付ける。大地震で亡くした娘おゆめの思い出を胸に作り出した献立は、「ゆめかない膳」と名付けられ、たちまち人気の品となった。安政から万延、そして文久へ――。激動の幕末の江戸を舞台に、たび重なる厄災を乗り越え、健気に生きぬく市井の人々の営みを温かく描く、好評シリーズ第七弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
タイ子
41
南蛮おたねシリーズ第7弾。いつもと変わらぬにぎやかで美味しそうな料理が並ぶ夢屋。いや、変わったことが一つ。おたねに女の子が生まれてますます賑やかに。かつては大地震や豪雨に見舞われた江戸の町を現代に置き換えることもできる人々の営みの風景。そこで助け合って生きている人々の姿を料理と絆で読ませることで何だかホッとすることもある。史実を織り交ぜているので歴史上の人物を学ぶこともあって興味深い。幕末に入り混乱する江戸の町と夢屋の行く末をもっと見届けていきたい。2018/09/02
み
27
名前が、一緒なので、彼女の第一子と、我が家の第二子(イヌ)が。先代犬の言葉に感じたり、2代目のイヌに置き換えたり。名前って面白いですね。2019/12/21
メルル
24
今回は新しい命の誕生があったせいでしょうか、割りとほのぼのと温かい雰囲気で物語が進行。いつも苦難が訪れる印象だったので、子の誕生など大きな出来事があるだけに、また何か悪いことが起こってしまうのではと心配していたが、少しほっとした。この物語で売りの南蛮料理が薄かったような…。ゆめかない膳は縁起物や洒落好きの江戸っ子らしい思い付き。四葉のクローバーもいいけど、料理自体に南蛮料理を入れて欲しかった。2018/08/26
雅
21
新たな命の誕生で、終始ほのぼの。平々凡々が幸せですね2018/12/06
まはな
14
(図書館)新しい命が誕生してなんとなく幕引き感がありますが、きっとまだ続くのだろう・・・ 象山先生は実在のひとなのでそろそろ確かに解放されるけど、暗殺されちゃう人じゃなかったっけ?? どのあたりまで続けるのか・・・ ちょっとすぐに読む感じじゃなくてもいいかなと思うので次出てもちょっと置いとこうと思います。2018/08/05
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