電撃文庫<br> ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミンXIV

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電撃文庫
ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミンXIV

  • 著者名:宇野朴人【著者】/竜徹【イラスト】
  • 価格 ¥825(本体¥750)
  • KADOKAWA(2018/09発売)
  • 盛夏を彩る!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~7/28)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784048939621

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内容説明

戦乱を鎮め、少女を救うためにイクタが選ぶ道とは――
本格戦記ファンタジー、堂々完結!


 ついに帝国本土へと侵攻を始めたキオカ軍。国境近くの平原で対陣した両軍は激しく激突。爆砲の圧倒的な威力に塹壕戦で対抗する帝国軍だが、ジャンの知略はそれすらも貫き、戦線後退を強いられたイクタたちは厳しい防衛線を続ける。
 一方、海での戦いはそれ以上の危機に直面する。艦隊の全艦を爆砲艦で揃えてきたキオカ海軍を前に、帝国海軍はまともな戦闘にさえ持ち込めず撤退を開始。
 精霊通信の開通によって、戦場の全ての情報をリアルタイムで把握し対応するようになったジャン。指揮下の全軍をして「完全な軍隊」と自負する彼を相手に、イクタ率いる帝国軍は勝機を見出せるのか――。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まりも

50
「ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン」堂々完結。もう本当にズルい。これ以上なく「アルデラミン」に相応しい終わり方。だけどこの終わり方に納得のいかない自分がいると同時に、これを超える終わり方は絶対に無いと分かってる自分もいて、感情がグチャグチャになっている。確かなのはこのシリーズを最後まで読めて本当に良かったと心の底から思えてるという事。7年という長い年月の中、こんなにも壮大で心のど真ん中に突き刺さる作品読むことが出来たという事実。この出会いをくれた宇野先生に感謝の言葉を送りたい。ありがとうございました。2018/08/14

よっち

44
ついに帝国本土へと侵攻を始めたキオカ軍。爆砲の圧倒的な威力に塹壕戦で対抗する帝国軍との最終決戦と、その後の結末が描かれる第十四弾。リアルタイムで把握し対応できるようになった戦場で、細部は部下の判断に委ね無理せず被害を最小限にして時を待つイクタと、全てを把握して判断を下すジャン。その戦いの決着はなるほどと思う展開でしたけど、そこからのそれぞれが良かれと思い本音をぶつけ合った末の結末は、彼のこれまでの想いを考えたらああするしかなかったんだろうと思いますし、それはそれで納得感がありました。完結お疲れ様でした。 2018/08/11

中性色

40
すべての英雄は過労で死ぬ。何気にこの言葉気に入ってたり。というわけで最終巻。正直前巻の終わりからは全滅エンドも想像できたけど、そうして考えてみると意外と生き残ったと言えるのか。いや一人死んでるけど。どっちかというと見所は中盤あたりまでで、後は清算といった具合か。しかし、最後のシーンはあのポスターを思い出したな2018/08/21

わたー

37
★★★★★完結。1巻で提示されていた通りの結末で、これ以外のラストなんて考えられないのに、巨大な喪失感だけが残る最期だった。眠らずの輝将とのラストバトルは、陸海全ての戦力を総動員したかつてない規模での戦争。展開ひとつひとつに手に汗を握り、そのあっけない幕切れとそこから続く真のラストに、目元をぐちゃぐちゃにしながら読み終えた。個人的に納得はできないが素晴らしい。良いものを読んだ。2018/08/19

あなほりふくろう

34
割と序盤から、イクタにとってシャミーユは救済の対象であってヤトリのような半身の存在ではないと思ってた。第1巻での「敗戦で国を救う」約束を見事に果たし、民衆に民主の種を植え付け、彼女の救済という一番大切な想いをやり遂げて、そうしてやっとヤトリのもとへ向かったのだ、きっと。最後までウソつき野郎だったがそれ以上に、立派にヒーローだった。エピローグでのシャミーユの振る舞いに「余はあの二人に愛されている」に、深い安堵を覚える。あの二人はこの少女をしっかり救えたんだ。大満足でした、素晴らしい物語でした。2018/08/15

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