電撃文庫<br> ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミンIV

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電撃文庫
ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミンIV

  • ISBN:9784048919067

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内容説明

北域での地獄のような戦争を生きぬき、多くの犠牲を払いながらも中央に生還したイクタたちを待っていたのは、厳正なる軍事裁判だった。そして裁判のあと、サザルーフは軍の高官たちに、ある突飛な要請を提案する。実はそれは、密かにイクタから託されたもので――。 やがて帝国騎士の少年少女たちは、複雑な内政問題や激しい海戦に巻き込まれていくことになる……。 話題沸騰の本格ファンタジー戦記、ついに4巻が登場。これまでとは異なる戦いに立ち向かうイクタたちに注目せよ!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひめありす@灯れ松明の火

80
今回は「わが友マシュー』のマーくんと姫様がメインのお話しでした。マーくんが多分この中で一番まっとうに育てられてるなあ。だから戦場ではやっぱりちょっと他の人に劣る部分があって、でもそれを全員が失ってしまったらきっとこの国は『その日』を迎える前に崩壊してしまうと思う。だからどうかその痛みと怖れを感じる優しさを、失くしてしまわないで。姫様は普段あんまり役に立ってない姫様のバックグラウンド。彼女の持つ賢さの由来は帝国育ちか。その賢さが育ってきた過程を想像すると切なくて、ぎゅーっとしたくなります。海軍戦も楽しみです2016/04/17

いーたん

61
第一章はミステリー系だった。そんでマシューのオカンいいキャラだなー。ある意味では理想のオカン。 第三章は海戦がメインの話。それと共に改めてイクタたちが幾多の死線をくぐり抜け成長してきたかを実感させられた。 それにしても宰相は腐臭がプンプンしてくるな。2013/10/20

中性色

53
中休み回とも中だるみ回とも。割と重役の凝り固まった面々と帝国騎士側の対比がいろいろと凄いことに。今後あの二人が対立していくことになるのか。基本的にはマシュー中心の回だけど、個人的に挿絵こそないけどスーヤが可愛い。そして、新たに海上戦がスタート。どういった戦いになるのか。またその結果がどう繋がるのか。個人的にはハロとスーヤが好み。2016/07/04

まりも

51
戦後処理と新たな戦争に向けた準備がメインとなる回。今回はマシューが誰よりも主役として頑張っていた。マシューは他3人に比べると明らかに凡才であり勝てないことに気づいているこの作品の中で一番年相応でそこから脱却するために努力をしているすごく主人公みたいな存在なんですよね。だからこそ今回登場した忠義の御三家の娘ぽるみんのサポートができたのは彼だけだったんでしょう。ぽるみん√開拓か? 姫様がなぜ今の考えを持つようになったのかわかったのもいい。イクタとヤトリの関係性の良さも変わらず。次回の海戦も楽しみ2013/09/10

Yobata

50
北域での激戦の末、抱えたシナーク族の新たな居住地として東域を定め、連隊長をテトジリチ大佐に任せるため、マシューの故郷エボドルク州へ向かう事に。さらにヒオレド鉱山奪還のため、キオカとの海戦が控えていて…。エボドルク州の女性のみの増税問題は、戦では活躍ができないシャミーユがイクタに初めて任されたと真実を掴むため大奮闘。娼館に潜入捜査しようとするイクタを止めようとするなどの乙女部分もあれば、図書館の蔵書内容を全て覚えてるなどの秀才ぶりも発揮。その中で、責任ある皇女として生まれながらもその責務にすら見限られてる→2016/10/09

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