オーバーラップ文庫<br> 現実主義勇者の王国再建記 7

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オーバーラップ文庫
現実主義勇者の王国再建記 7

  • ISBN:9784865543636

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内容説明

「星竜連峰」より帰還したソーマは、次なる外遊の地「トルギス共和国」へ向かう。隣国ながら交流のない共和国との友好を模索すべく視察に訪れたソーマは、現地の鍛冶職人の高い技術に目を付け、ある計画に思い至る。計画の実現に国家間の交渉が必要と悟ったソーマは、共和国元首との会談を取り付けることに成功。交渉を実のあるものとするため、ソーマは共和国に王国の力を見せつける。
「共和国に友好を結ぶ『利』と、敵対を躊躇わせる『威』を示すんだ」
ソーマの秘策は、共和国を動かすことができるのか――!?
革新的な異世界内政ファンタジー、第7巻!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

28
星竜連峰より帰還して、次なる外遊の地・隣国ながら交流のないトルギス共和国へ向かったソーマたち。現地の鍛冶職人の高い技術に目を付け、ある計画実現に向けて動き出す第七弾。現地で出会った元首の息子・クーと、見えてきた計画実現に向けて首脳会談を画策するソーマ。真摯に向き合った今回の首脳会談は、物語としても次の段階に向けた足がかりになる大きな成果がありましたかね。帰還後のソーマと各妃候補たちそれぞれとのエピソードも(たくさんいると大変w)良かったですが、一方で不穏な動きもあったりで、続巻の新展開に期待ということで。2018/06/21

まりも

26
次なる外遊の地トルギス共和国を訪れたソーマに、リーシアから嬉しい情報が届くシリーズ第7弾。また1人ポンチョに餌付けされた美女が現れたか。そば飯恐るべしっ!さてさて、そんな事はさておきトルギス共和国の鍛治技術に目をつけたソーマの秘策が光る今回。これからに大きな影響を与え、物語の転機を迎える一つのターニングポイントとなる。そんな内容となっていました。外交の成功を重ね着実に進んでソーマの治世、その一方で北の地で魔物の動きが活発化し、不穏な空気も感じる状態ですが果たしてここからどうなるのか。次巻も期待やね。2018/06/23

尚侍

11
ものすごく面白かった。相変わらず地に足のついた改革を行う主人公で、もし自分自身が異世界に召喚されたらかくありたいというような線をうまくなぞってきているので、今後の展開にも大いに期待したいですね。難点があるとすれば相変わらず本レーベルに共通した問題である「あらすじがない」ということですが、これについては幕間のエピソードで語られた分である程度補完できましたが、キャラがこれだけ増えてきたので次はあらすじに加えてキャラ紹介も欲しいところですね。これがあるとないとでは全然違いますので、なんとかしてほしいです。2018/06/30

dorimusi

10
図書館本。 今回は南のトルギス共和国。共和国なのか?部族連合って感じだけど。安易にヒロインは増やさない回だったけど、クーのキャラは微妙すぎ。いらないのでは? 特に何があったという話でもないような……北進政策はいいのか? 本編は前半半分くらい。なかがきを挟んで帰国後の短編が5つ。短編の方が面白かったかも。2022/02/26

真白優樹

10
交流のない隣国の共和国へ向かう中、元首の息子と出会い秘策を思いつく今巻。―――近くて遠い未知なる世界に待つ出会いとは。 鍛冶能力の高い隣国の情勢を初めて見て、兼ねてよりの計画への道筋を見つけ出すソーマ。吉報も訪れ、世界も国政も次へと繋がる道が開かれる今巻。見事同盟を成立させ、新たな若き風もその手元に。着実に年代を重ねると共に国政の地盤を固めていくソーマ達。そんな彼等を待つのは吉報と聖女が齎す不穏な気配。絆も国の結束も更に高まる中、北の地に蠢く不穏な気配はどう結実するのか。 次巻も早く読みたいものである。2018/06/23

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