内容説明
領軍との戦いを終え、トリアを後にしたアルディスと双子達はナグラス王国近郊の森の中で仮住まいの家を建てていた。
追っ手の情報を探るために、ひとり王都グランに向かったアルディス。
そこで彼が耳にしたのは、王都の民を悩ませる名付きの魔物『三大強魔』の存在だった。
その内の一体『赤食い』が出ると噂されるのは、双子やネーレを残してきた森の中。
つかの間の安息を得た森に、魔物を呼び起こす“満月”が近づいていた――!!
【電子限定未公開イラストラフ付】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真白優樹
8
近隣の王国近郊の森に落ち着くも、平穏を守る為に王都を悩ます三体の魔物を討伐する事になる今巻。―――絶対に守る、その誓いを胸に討て。舞台を新たな地へ変え平穏を得た筈がそんな事も無く、再び面倒事に巻き込まれる今巻。アルディスの剣は舞う、守る為に。息つく暇もなく死闘が連続で襲い来る、そんな冷たさの中に熱さがある楽しさが光る今巻。舞台をもう一度創り直し、もう一度新しく最初から。一先ずの安息の地を得て、ついでに名声も手に入れたアルディスの次なる戦いとは。この平穏はいつまで続くのか。 次巻も早く読みたいものである。2018/06/07
くもり
6
アルディスって結構いい性格してるのね。チェザーレは御愁傷様。あとはアルディスの強さ規格外っぷりがさらに伝わって痛快だったし、双子ちゃんは可愛いしで頭空っぽで楽しめた。2018/06/23
hisoka 秘
1
面白くないわけじゃないけどすごく面白いというわけでもない。なぜアルディスとネーレだけが飛び抜けた魔術が使えるのか二人のそれぞれの旅の目的は、物語世界の夜の意味。女神への敵愾心の意味などなど二巻になっても少しも種明かしがない!延々と俺Tueee-な話が続く。三巻もこのノリならもういいかな2018/06/18